ThinkPad R32 へ Mini-PCI 無線 LAN カードを設置失敗

ThinkPad R32 を分解してメンテナンスを行なっているときに無線 LAN 用のアンテナケーブルが設置されているのを発見していました。そこでこの無線 LAN 用のアンテナケーブルを利用して Mini-PCI の無線 LAN カードを取り付けようとしました。

結論から述べますと、1802 エラーを回避することができなくて、取り付けはできませんでした。

BCM4318 チップ搭載の無線 LAN カードを取り付けてみました。

IBM の純正品ではない Mini-PCI の無線 LAN カードを取り付けようとすると表示される 1802 エラーですが、これが結構厄介でマシンの起動を妨げてしまってどうすることもできなくなります。

マシンの起動が停止され、この 1802 エラーが表示されます。

今までにも多くの ThinkPad へ IBM の純正品ではない Mini-PCI の無線 LAN カードを取り付けてきましたが、ThinkPad の BIOS を誤認させるコードを DOS プログラム（no-1802）で書き込む処置によって回避してきました。

いつもであれば、no-1802 プログラムの実行でエラーが回避されます。

しかし ThinkPad R32 では、この回避処理では対処できませんでした。

この no-1802 の参考ウェブサイトを調べてみると、確かに ThinkPad R32 は非適用となっていました（涙）。
参考ウェブサイト

Problem with unauthorized MiniPCI network card
http://thinkwiki.org/wiki/Problem_with_unauthorized_MiniPCI_network_card

ThinkPad 1802 Error Fix
http://www.command-tab.com/2006/02/26/thinkpad-1802-error-fix/

どうもこの ThinkPad R32 へ Mini-PCI の無線 LAN カードを取り付けるときには IBM 純正品を取り付けなくてはならないようです。

そのため、今回はMini-PCI の無線 LAN カードの設置は中止しました。