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2014年7月28日月曜日

FON2201E へ DD-WRT をインストール

入手したばかりの FON2201E へ DD-WRT をインストールしてみました。


DD-WRT の公式ウェブサイトから FON2201E 用のファームウェア(linux.bin)をダウンロードしてきました。どうも DD-WRT のファームウェアは一本にまとめられていますが、OpenWrt では二本のファームウェアに分かれているようです。

とりあえずダウンロードしたのは Build 21061 のものです。結果としてこの Build 21061 は正常に動作してくれませんでした。少し古いバージョンとなりますが、安定した動作が見込める Build 13064 を使用して正常に動作させることに成功しました。DD-WRT を使用するときには、Build 13064 をお奨めします。

DD-WRT のダウンロードのページです。

1.telnet による書き込み
まず最初に LAN 経由で telnet 接続して書き込む方法を試そうとしましたが、どうも上手く FON2201E へアクセスすることまでは出来たのですが、その後 Ctrl + c でブートを停止させることができませんでした。 電源を投入するタイミングや telnet コマンドを実行するタイミングなどを変更して何度か試みましたが、redboot のコンソール画面へアクセスすることができませんでした。
マシン IP アドレス 192.168.1.2
$ telnet 192.168.1.1 9000

2. FonFlash による書き込み
そこでもう一つのファームウェアのインストール方法である FonFlash を使ってみることとしました。

OpenWrt を元にした無線 LAN ルータ用のファームウェアである Gargoyle で提供しているツールです。Linux 用の他、Windows, mac 用のものが用意されていました。
Gargoyle ダウンロードのページ
http://www.gargoyle-router.com/download.php

Gargoyle のダウンロードのページです。

Select Your Download で FonFlash を選択します。すると下部のウィンドウに各 OS 向けの FonFlash のダウンロード候補が表示されますので、必要なものをダウンロードします。私の場合には Debian マシンで操作を行うため fon-flash-linux.tar.gz をダウンロードしました。

ダウンロードした fon-flash-linux.tar.gz を解凍すると以下の二つのファイルが出てきます。
  • fon-flash
  • fon-flash-gui

このうち fon-flash-gui を特権ユーザで実行させます。
$ cd ....(fon-flash-gui が存在しているディレクトリへ移動)
$ su
# ./fon-flash-gui

FonFlash の画面が表示されたところで書き込みを行う設定を行います。

Select Firmware Type: には次の三種類がありますが、DD-WRT を選択します。
  • OpenWrt/GarGoyle
  • Fonera Firmware
  • DD-WRT
Select Network Interface: は、通常 eth0 です。
ただし私が書き込みを行ったマシンにはイーサネット・ポートが二つあり、eth1 を使用しました。

Select Firmware File: には linux.bin を指定します。

FonFlash の設定の様子です。

ここで FON2201E の電源が切断されていることを確認します。そして FON2201E の LAN ポートと書き込み用のマシンのイーサネット・ポートがイーサネット・スイッチ経由で接続されていることも確認します。

FON2201E へファームウェアを転送しているところです。

そして FonFlash の Flash Router Now! のボタンをクリックして書き込みを実行させます。そしてずぐに FON2201E の電源を投入すると、FonFlash から TFTP 転送でデータを送信し始めます。TFTP転送はかなりゆっくりで、目で追えるほどです。約 2 分程度で転送が終了します。そして引き続きフラッシュメモリへの書き込みが行われます。この書き込みには大変時間が必要で、私の環境では 40 分も掛かりました。

FonFlash で書き込み中の様子です。

40分もの時間が掛かりましたが、終了するとこのように表示されます。

DD-WRT の初期値の IP アドレスは 192.168.1.1 です。ブラウザで直接 IP アドレスを指定して、DD-WRT の設定画面へと移行します。最初にパスワードの設定がありますが、そのままリターンキーで通過した場合、初期パスワードは root : admin となります。他の DD-WRT の設定画面によく似ていますので、すでに DD-WRT を操作したことのある読者さんにとっては理解しやすいものと思います。

FON2201E へインストールした DD-WRT のインフォメーション画面
FON2201E へインストールした DD-WRT のステータス画面
CPU が Atheros AR2315 で 183MHz でした。

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