朝から自宅で二台のデスクトップパソコンを並べて仕事をしていました。お昼すぎになんだか記憶に残っている特徴的な臭いが漂ってきました。「これは!コンデンサのパンクでは…」とすぐに思いつきました。しかしどちらのパソコンの電解コンデンサのパンクか判断ができないでいました。
臭いが漂い始めて一時間ほどしたとき、パツンと乾いた音が片方のパソコンから響いてきました。そしてパソコン自体もフリーズ状態となってしまいました。問題があった機種は IBM ThinkCentre A51 でした。すぐに電源を落として中を開けてみると、やはり電解コンデンサがパンクしていました。
普通は電解コンデンサのパンクと同時に臭いが漂ってくるものなのですが、今回は先に臭いが漂ってきて、後から破裂音がした結果となりました。最初の臭いが出てきたときに小さな亀裂が発生して、遅れて本格的に破裂をしたのかもしれません。具体的に破裂をした現場を見たわけではないので予測にしか過ぎませんが。
さてこのまま電源を入れて使うこともできないため、手持ちの電解コンデンサと交換して様子を見ることとしました。
写真は破裂した電解コンデンサ(ルビコン MCZ 10V 1500μF)の様子です。金色のラベルのある高級品のようです。電源周りはこのような電解コンデンサの破裂が発生しやすい場所なので、良質な電解コンデンサを配置していることが多いようです。しかし破損するときには破損するもののようです。
中央が破損した電解コンデンサです。 |
手持ちで持っていたのは普及品の電解コンデンサです。それも容量は若干大きめのものしかありませんでした。10V 2200μF の品を取り付けました。
そして新しい電解コンデンサに交換したところです。 |
分解して取出したマザーボードの表面や筐体の内部など、日頃掃除をすることができないところを綺麗にしておきました。
電解コンデンサが破損したパソコン(ThinkCentre A51)です。 |
そして再度組み立てて電源を投入してみました。無事立ち上がりましたが、しばらく様子を見ようと思っています。再び電解コンデンサが破裂するようなことがあれば、新しい良質の電解コンデンサに交換するか、新しく中古品をネットオークションで落札してこようと思っています。
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