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2013年1月30日水曜日

ThinkPad 560 の PC カードを認識

ThinkPad 560 の PC カードが使えるようになりました。

次の URL を参考にしました。ブログ主さんありがとうございます。
IBM ThinkPad 560 に Debian をインストール
http://www.namazu.org/~tsuchiya/debian/tp560/

どうも debian sarge などの linux-kernel 2.4 では、PC カード(PCMCIA)のモジュールに pcmcia_core が使用されているようで、これとは異なる pcmcia-cs のモジュールが必要でした。Intel i82365 と互換品のはずの Cirrus Logic CL 6729 ですが、何故か pcmcia_core と相性が悪いようです。
 この CL6729 に対応できる pcmcia-cs のモジュールは debian sarge のパッケージ(pcmcia-cs_3.2.5-10_i386.deb)として用意されています。私の場合他のマシンでダウンロードしたものをフロッピーディスク経由で ThinkPad 560 へ持ってきて、インストールを行いました。もちろん排他的インストールのため pcmcia_core は、インストール途中の削除の問い合わせに Yes としてアンインストールしておきます。

この pcmcia-cs のパッケージをインストールした後、/etc/default/pcmcia を修正します。二ヶ所の太字部分が修正したところです。

#
# This file was automatically generated during the Debian installation
#
PCMCIA='yes'
#
# Should be either i82365 or tcic
#
PCIC="i82365"
#
# Put socket driver timing parameters here.
#
PCIC_OPTS="poll_interval=100 irq_list=3,10"
#
# Put pcmcia_core options here.
#
CORE_OPTS=""
#
# Put cardmgr options here.
#
CARDMGR_OPTS=""

これで ThinkPad 560 を再起動させてみました。起動途中にビープ音を発しながら有線LANカードを認識してくれました。もちろん家庭内LANへの接続もできました。

Linux Kernel 2.4.系で PC カードの問題があったときには参考にしてみてください。

2013年1月29日火曜日

ThinkPad 560 へ debian sarge をインストール

何をやっても上手く行かない ThinkPad 560 ですが、ようやく光が見えてきたようです。

現在はハードディスクへ直接 debian sarge をインストールしたもので起動できることを確認できました。


この debian sarge は、かつてこのブログで紹介した ThinkPad 535X へインストールしたものをハードディスクの内容をコピーして使用しています。一緒に MS-DOS とフルインストールした Puppy Linux 4.3 も一緒にコピーしました。


一番最初のパーティションへコピーした MS-DOS はちゃんと起動することができましたが、6GB のハードディスクの後ろのパーティションへコピーした Puppy Linux はハードディスクの壁のためか vmlinuz を呼び出すことができませんでした。ThinkPad 560 のハードディスクの壁はどこにあるのでしょうか?論拠はありませんが 4GB 付近のように感じます。ThinkPad 560Z だと 8GB にあることはネット上に情報がありましたが、私の ThinkPad 560 も BIOS のアップデートをするとハードディスクの壁が 8GB になるのかどうかは不明です。

debian sarge で起動することが出来た ThinkPad 560 ですが、さすがに遅いです。X の GUI 環境では無理があるようです。そして mozilla を立ち上げて少し操作するとメモリ不足(EDO 80MB)のためかシステムがダウンしてしまいます。どうも CUI 専門機として使用するほうが良いようです。

今回こうして無事 debian sarge を起動させることができましたが、大きな問題が一つあります。それは PCMCIA の PC カードが動作していないことです。yenta_socket のモジュールが上手く組み込めないようです。

実はこの debian sarge をハードディスクへコピーインストールする前に、BG-Rescue Linux 1.0.0 を使って、ハードディスクの交換をする方法ではなく直接有線LANを経由してコピーをしようとしていました。しかし BG-Rescue Linux も debian sarge と同様に yenta_socket のモジュールの組み込み異常で PC カードが使用できなくなっていました。そのため有線LAN経由でのコピーインストールが出来ませんでした。

なお PC カードについては MS-DOS 環境でちゃんと有線LANの接続が出来ることを確認できましたので、ハードウェアには問題は無いようです。これから調査をしてゆきたいと思っています。

debian sarge のコピーインストールで一つ問題解決したものがありました。それは /var のディレクトリが肥大化していてハードディスクを圧迫していたことでした。/var/log/ksymoops に一度では消去しきれないほどのファイル(***.ksyms、***.modules)がたまっていました。ksymoops というソフトウェアが使用するディレクトリらしいのですが、この ksymoops はインストールされていませんでした。起動中に insmod 辺りがここへファイルを作っているようでした。この /var/log/ksymoops のディレクトリそのものを消去すると、もうファイルは作られることは無くなり、ハードディスクの圧迫も解消されました。

2013年1月27日日曜日

icedove 10.0.12 の日本語化

先日アップグレードを行った icedove 10.0.12 ですが、まだ debian squeeze の backports へ日本語パックが到着していないため、英語表記のまま使用していました。このままでも問題はないのですが、念のため日本語化を行ってみました。日本語表示が必要な読者さんは参考にしてください。なおこの方法を使用しなくても、いずれ debian squeeze の backports へ日本語パックは到着すると思いますので、それまで待つ選択肢もあります。


日本語化は日本語パック(langpack-ja@thunderbird.mozilla.org.xpi)をインストールする方法です。

debian sid の日本語パックのパッケージをダウンロードして、そのパッケージの中から日本語パックを抽出してインストールしました。単純に dpkg -i で sid のパッケージをインストールすることも出来ますが、後日のパッケージの管理のことも考えると icedove のアドオン形式でインストールした方が後腐れがないと思っての判断です。

次の URL から sid の icedove の日本語パックをダウンロードしました。
パッケージ: icedove-l10n-ja (1:10.0.11-1)
Icedove 用日本語パッケージ
http://packages.debian.org/ja/sid/icedove-l10n-ja
このページの下の方にある「icedove-l10n-ja のダウンロード」の項目からアーキテクチャ「all」をクリックすると各国のダウンロードサイトへリンクのページへ移行します。ここから手近なアジアの日本のサイトなどからダウンロードします。

ダウンロードされるファイルは「icedove-l10n-ja_10.0.11-1_all.deb」というパッケージです。このパッケージを gnome のファイル・ブラウザの Nautilus で開くと書庫マネージャの File Roller で内容を表示してくれます。ここから次のディレクトリを辿って日本語パックを解凍させます。
/usr/share/icedove/extensions/
langpack-ja@thunderbird.mozilla.org.xpi


解凍された日本語パック(langpack-ja@thunderbird.mozilla.org.xpi)を icedove へインストールします。「menu」>「Tools」>「Add-ons」と辿ってアドオン・マネージャのページへ移行します。そこで右上の検索窓の左側にあるツールアイコンをクリックして「Install Add-on From File...」を選択します。するとアドオンを選択する画面が表示されますので、ここで先ほど解凍した「langpack-ja@thunderbird.mozilla.org.xpi」を選択してインストールします。


インストールが完了すると icedove の再起動を 求められますので、 icedove の再起動を行います。


再起動が完了すると表示は日本語に切り換わっています。


2013年1月26日土曜日

ThinkPad 570 の CF ドライブ化 失敗?

CF-IDE44 のアダプタを使って ThinkPad 570 の CF ドライブ化を行ってみました。表題のとおり、ハードディスクの代わりに CF カードは使えませんでした。


CF-IDE44 のアダプタがきっちり接続しているか?確認できるように ThinkPad 570 を分解して CF-IDE44 のアダプタを接続しました。


ThinkPad 570 の電源を投入して BIOS の設定画面を確認すると、ThinkPad 240 と同様に CF カードを認識していないようです。


そしてそのまま ThinkPad 570 を起動させてみましたが、OS が見つからないとして起動しませんでした。やはり CF カードは認識出来ていないようです。念のため CF-IDE44 のアダプタは、リビジョン V.B1 と V.H2 の二つで行ってみましたが同様の結果となりました。


同時期の製品の ThinkPad 535X ではちゃんと CF カードをハードディスクとして認識しているだけにとても残念でした。

CF-IDE44 変換アダプタ購入

CF カードを 2.5 inch ハードディスクと同じ 44 ピンコネクタへ変換するアダプタを購入しました。以前にも購入していたものと違ったものが届きました。

写真の左は今回購入した CF-IDE44/2.0mm ADAPTER V.B1 です。右側は以前購入した CF-IDE44/2.0mm ADAPTER V.H2 です。どうも最後の V.B1 や V.H2 はリビジョン番号のようで、今回購入した V.B1 の方が古いものの商品のようです。


この二種類のアダプタの大きな違いは44ピンコネクタの取り付け方法です。 V.B1 では L 字型に44ピンのコネクタの足を曲げて取り付けてあります。しかし V.H2 ではプリント印刷基盤へ44ピンの足を挟み込むようにして取り付けてあります。


早速 CF カードを取り付けてパソコンへ組み込んでみようと思いました。小型の ThinkPad 240 を CF 化したいと思っていましたので、ThinkPad 240 のハードディスクと交換しようとしました。


しかし今回購入した V.B1 では、アダプタのプリント印刷基盤の裏側に飛び出した44ピンコネクタの足が邪魔をしてハードディスクを取り付けるコネクタへ接続することができませんでした。どうもこの44ピンコネクタの足の飛び出しが原因で新しく V.H2 が作られたのではないかと思いました。


そこで以前購入していた V.H2 のアダプタを取り付けてみました。すっきりと取り付けることができました。新しくこのアダプタを購入するときにはこのリビジョンの新しい V.H2 の方を購入した方が良さそうです。


CF カードを取り付けた ThinkPad 240 の電源を投入してみましたが、 BIOS でハードディスクと認識されておらず、当然中にインストールしてある Puppy Linux も起動することはありませんでした。ちょっと残念な結果となってしまいました。


今回アダプタは3個購入してしまいましたので、このまま破棄してしまうのももったいないので、プリント印刷基盤の裏側へ飛び出した44ピンコネクタの足をグラインダーで削ってみました。


慎重に何度も削れ具合を見ながらの作業を繰り返しました。本当はピンの足とプリント印刷基盤が面一(つらいち)の状態までにしたかったのですが、プリント印刷基盤のパターンも削り取ってしまいそうなので、ほんの少し足を残す程度まで削りました。


この足を削り取ったアダプタ V.B1 を再び ThinkPad 240 へ取り付けてみました。物理的に取り付けることはできましたが、CF カードをハードディスクとして認識してくれませんでした。ネット上では CF カードをアダプタ経由で取り付けている事例があるので何らかの原因があるのかもしません。

ThinkPad 560 の BIOS アップデートならず

キーボードを交換してパソコン本体の操作が出来るようになった ThinkPad 560 の BIOS をアップデートしようと試みました。表題のとおり BIOS のアップデートは出来ていません。

現在の BIOS の状況は「97H4075」です。



そしてシステム・ソフトウェアの状況です。


LENOVO 社のウェブサイトから ThinkPad 560 の BIOS のアップデートのデータをダウンロードしました。そしてフロッピーディスクへ書き込み、電源を投入して BIOS のアップデートプログラムが起動しました。


いつものように「2.システム・プログラムの更新」で BIOS をアップデートしようとしました。しかしバッテリーが弱っているために十分な充電容量が無く、アップデートが中止されてしまいました。


古い ThinkPad でありがちなことです。ThinkPad 535X でも同様な状態となりましたが、フラッシュメモリを書き換えるソフトウェアを直接起動させて書き換えに成功しています。そこでこの ThinkPad 560 も同様の方法を採りました。

日本語表示が出来るように設定した MS-DOS の起動ディスクを作成して、この MS-DOS の起動ディスクから ThinkPad 560 を起動させます。この後 BIOS アップデートのフロッピーディスクと交換します。この BIOS アップデートのフロッピーディスク上の「UPDTFLSH.EXE」を実行させました。しかし「システムプログラムがロックされています。」として BIOS の書き換えは行われませんでした。


ここで作業を中断しました。何かよい情報がないものかとネット上を検索してみましたが見当たりませんでした。BIOS のアップデートは現状で問題なければ無理に更新する必要のないものですので、バッテリーが無くても更新できる方法が見つかるまでは現状のまま使用することとしました。

2013年1月25日金曜日

icedove 10.0.12 へアップグレード

debian squeeze backports へ icedove のアップグレード(3.1.16 から 10.0.12 へ)が到着していました。

いつものようにアップデート・マネージャーで更新しました。


まだ日本語パッケージが出来ていないようでメニューの表記は英語となっています。しかしメールの本文はちゃんと日本語で表示されるので使用するには問題ありません。日本語のメニューや表記が必要な読者さんはアップグレードをしない方がよいかもしれません。

パッケージを検索すると icedove の日本語パッケージ(icedove-l10n-ja)が発見できすが、古いバージョンのパッケージですのでインストールは不可です。試しにインストールを行おうとしたところ次のようになり、中断しました。注意してください。


# aptitude install icedove-l10n-ja

以下の新規パッケージがインストールされます:
  icedove-l10n-ja{b}
以下のパッケージが削除されます:
  libmozjs16d{u} libmozjs17d{u} xulrunner-16.0{u} xulrunner-17.0{u}
更新: 0 個、新規インストール: 1 個、削除: 4 個、保留: 0 個。
235 kB のアーカイブを取得する必要があります。展開後に 53.4 MB のディスク領域が解放されます。
以下のパッケージには満たされていない依存関係があります:
  icedove-l10n-ja: 依存: icedove (<= 3.1) [10.0.12-1~bpo60+1 が既にインストール済みです]
以下のアクションでこれらの依存関係の問題は解決されます:

     以下のパッケージを現在のバージョンに一時固定する:
1)     icedove-l10n-ja [インストールされていません]  

この解決方法を受け入れますか? [Y/n/q/?]q
これらの依存関係の問題を解決するための努力をすべて放棄します。
中断。

2013年1月24日木曜日

ThinkPad 560 へ Puppy Linux のインストールは前途多難

キーボードの移植でようやくパソコン本体の操作ができるようになった ThinkPad 560 へ Puppy Linux 4.3.1 をインストールしてみました。

ハードディスクを取り出して、他のマシンによりインストールする方法です。

どうもメモリが 80MB しかないことが原因なのか起動してくれないようです。エラーメッセージは pup_431.sfs ファイルがないということですが、この他のマシンではちゃんと起動することを確認しています。単純に読み取れないという原因ではなさそうです。


いろいろと対策を行ってみましたが上手く行かないようなので、かつて省メモリの雄であった Damm Small Linux 3.3 をインストールしてみました。

こちらは起動の状況は Puppy Linux よりも良かったのですが、ビデオ関係で躓いてしまいました。DSL は ThinkPad 535X へもインストールした経験があり、やはりビデオ回りで苦しんだ経験があったのですが、当時の様子をよく思い出すことができず、上手く対策ができていません。


今日はここまでの作業で終了しました。今後は CUI オンリーとして DOS や Xorg をインストールしない形で何かの Linux や BSD をインストールしてみようかと思っています。

この ThinkPad 560 はもはや実用的に使用することが考えていないので、おもちゃとしてどこまで楽しめるのかが課題となっています(笑)!

ThinkPad 560 へキーボードの移植

キーボードの不良で進展がなかった ThinkPad 560 ですが、ようやくキーボードを取り付けることができました。


キーボードはインターネット・オークションで新しく ThinkPad 560E を落札して、この落札した ThinkPad 560E から取り外したものです。オークションの説明文では、ThinkPad 560E はまだ十分に使えそうな説明となっていましたが、実際に届いた ThinkPad 560E は全くのジャンク品でした。システムボードの不良によりフロッピードライブが認識しないとか、32MB までのメモリが認識出来ますが 64MB のメモリは 32MB として認識するなど、その他にもまだ発見出来てない不良も多数ありそうです。また筐体もパームレストを無理やり取り外したのかネジを受ける部分が各所で折れたり・割れたりしていました。どうもハードディスクを無理やり取り外して他のパソコンでフォーマットした模様です。ハードディスクのピンも大きく曲がっていました(苦笑)。インターネット・オークションではかつてから悪質な出品者がいたものですが、今回もその一人に当たったもようです(涙)。

このようなジャンクな状態の ThinkPad 560E ですのでキーボードも正常に動作するか不明でした。そこで ThinkPad 560 へ実際に取り付けて動作確認をしてみました。OS 関係は何もすることが出来なかったので、購入時に入っていた Windows95 のメモ帳でキーボードの文字入力をしてみました。完全にすべての組み合わせで動作確認をしたわけではありませんが英数字は無事入力することができました。今回入手した ThinkPad 560E はこのキーボードを入手できたことだけで善かったものとします。


ThinkPad 560 と ThinkPad 560E のキーボードを比較すると左右のトラックポイントの左右のキーの形状が異なっていることに気づきました。ThinkPad 560 のキーの方が赤い色の部分が大きく表示されていて、見た目の印象が善かったことからこのキーを移植することとしました。


これでようやく Linux などの OS  のインストールが出来るようになりました。

asterisk 1.8.20.1 へアップデート

FreeBSD の ports へ asterisk 1.8.20.1 のアップデートが到着していました。

この他 bash 4.2.42 や pho5.4.11 も到着していましたので一緒に更新しておきました。

 php 5.4 のアップグレードはちょっと心配しておりましたが、現在のところわが家の環境では問題ないようです。

2013年1月23日水曜日

ThinkPad T30 へ debian squeeze をインストール

購入、メンテナンスを行った後、すっと Puppy Linux で使用してきた ThinkPad T30 ですが、意外なほどよく使用することとマシンのパフォーマンスもよいことから debian squeeze をインストールして本格的に使用してみることとしました。


久しぶりの debian のフルインストールを行いました。いつもはアップグレード・インストールが多かったので、新しくインストールされた debian squeeze は、インストールされるソフトウェアも一部ことなっていて設定に手間取りました。こうしてみると、たまにはフルインストールも必要なものだと感じてしまいます。

さて写真はブートローダーの grub2 の画面です。一番上に debian squeeze があり、その下に Puppy Linux の各種バージョンをインストールしました。もいろん Puppy Linux は今までこの ThinkPad T30 で使用していたものを移植したものでず。


ブートが進むと gdm3 のユーザー選択画面となります。debian lenny からのアップグレードの場合、gdm がそのまま引き継がれていました。この gdm3 の設定を変更しようとしたところほとんど出来なくて、ネット上でも苦労をして gdm3 の背景画を変更する方法などが紹介されていました。gdm3 はまだ開発途上のようです。


ユーザーログインを行うとデスクトップ画面が表示されます。写真ではすでに ThinkPad 用の世界地図の背景画へ変更しました。bluetooth は自動的に認識されてアイコンが表示されていましたが、なぜかオンにすることができず、バッテン印が付いたままとなっています。


サスペンドやハイバーネートはどうもビデオ回りに問題があるようで、実行するとエラーとなってしまいます。そしてカーネルが破壊されたという怖いアナウンスが表示されてしまいます。どうもこの ThinkPad ではサスペンドやハイバーネートは禁止のようです。せっかくのノートパソコンなのにサスペンドやハイバネートが出来ないのはとても残念です。

この debian squeeze で ThinkPad T30 を使用して行く予定です。

2013年1月20日日曜日

富士通 LX50M へ Puppy Linux 4.3.1 をインストール


富士通 LX50M は内部時計だけでなく、ビデオ回路周辺も普通のパソコンとは異なっているようです。最新の Puppy Linux 5.2.8 では無事起動することが出来ましたが、古いバージョンの Puppy Linux を起動させると xorg のドライバが上手く認識できないようです。例えば Puppy Linux 4.3.1-2012 の場合、CD ドライブから通常起動させた場合、どんどんハードウェアを認識して起動してゆくのですが、最後に画面が真っ黒なまま、ワンワンと起動を知らせる Puppy の鳴き声が聞こえてしまいます。

調べてみたところ、xvesa であれば無事起動することが出来ました。もし LX50M を所有している読者さんがいらっしゃいましたら、次の方法で起動させてみてください。

Puppy Linux 4.3.1-2012 を書き込んだ CD-R を CD ドライブへ挿入して電源を投入します。まず最初に表示される grub4dos の選択画面の中から「Advance menu」を選択します。


次に「Puppy safe mode」で起動させます。


通常であれば自動設定されるキーボードの選択画面が表示されます。ここでは日本語キーボードを選択するために一番最初の「JP (Japan)」を選択します。


次にビデオ設定を行います。「Xorgwizard」を選択して先に進みます。


通常であれば「xorg」を選択するところですが、ここでは「xvesa」を選択します。


すると「800x600x16」のモードでとりあえず起動します。


この設定画面で本来の「1280x1024x24」へ切り換えます。右下の「変更」ボタンを押して画面が正常に「1280x1024x24」のモードで切り換わることを確認します。


ちゃんと「1280x1024x24」のモードへ切り換わったことを確認して、右下の「OK」ボタンを押して xvesa の設定を終了します。


すると Puppy Linux の初期設定の画面へ移行しますので、ここからは従来どおりの方法で設定すれば大丈夫です。


iceweasel 18.0.1 へアップデート

mozilla.debian.net に iceweasel 18.0.1 のアップデートが到着していました。

アップデート・マネージャーの通知だったので、そのままアップデートさせました。

私の環境では問題点は見当たりませんでした。


2013年1月18日金曜日

富士通 LX50M をメンテナンス

友人からの依頼で富士通のオールインワン(一体型)のデスクトップ・パソコンの LX50M をメンテナンスしました。


ハードディスクを取り出すために背面のカバーを開いたところ、大変多くのホコリが詰まっていました。そこで屋外に持ち出してエアーダスターと掃除機でホコリを掃除しました。


ここでパソコンのお掃除癖がやっぱり出てきて、背面の筐体部品を取り外して掃除を開始しました。こうして預かったからには綺麗にして返してあげたいものです。

マザーボードの表面などは刷毛で付着したホコリを掃きだしては掃除機で吸い取る作業を繰り返して綺麗にしました。


またプラスチック部品は綺麗に水と洗剤を使って綺麗にしました。各種のファンも取り外して表面にこびりついたホコリを歯ブラシなどで綺麗にしました。


これらの掃除をしている間にハードディスクは希望により完全消去を行いました。どうも譲渡するとのことで、個人情報は残らないようにして欲しいということでした。

掃除が済んだパソコンを再度組み立てて動作確認のために USB ドライブにインストールしてある Puppy Linux 5.2.8 を起動させてみました。特に問題もなく動作しており、メンテナンスで不調になったところはないようです。


しかしちょっと気になったのが ACPI の関係なのか?電源が切れず、再起動してしまうことでした。また内部の時計が狂っていたので hwclock で内部時計を設定しようとしましたが設定できないことでした。ちょっと原因を追求してみようと思っています。

[追加情報]

1.電源が切れない件は、ハードディスクへ Puppy Linux 5.2.8 をインストールした場合には切断することができました。違いはブートマネージャーが syslinux か grub4dos かの違いです。どうも syslinux の場合には何らかの原因で電源が再起動してしまうようです。もちろん acpi=force などのオプションも試みていますが再起動しました。

2. hwclock で内部時計の時刻合わせが出来ない件ですが、「--directisa」のオプションで設定可能でした。
 linux 時刻を内部時計に設定する場合
# hwclock --directisa --systohc
内部時計の時刻を調べる場合
# hwclock --directisa --show

内部時計については新たな問題(仕様?)を発見しました。それは AC 電源コンセントを抜いて完全に電源を切ってしまうと、内部時計が停止してしまうことです。電源切断時の時刻で保持された状態になってしまい、その後電源を投入しても内部時計が動作しない状態が続きます。これは BIOS の設定画面においても時分秒の部分が停止していることで判断できます。この内部時計を再起動させるには hwclock にて時刻の設定を行うと動作し始めます。BIOS 画面でも時分秒のところが変化しているので確認できます。この富士通 LX50M の内部時計の仕様は普通のパソコンとかなり異なっている模様です。