IBM Thinkpad X40 用に手配していた 2.5 inch ハードディスクへ変換する CF アダプタが届きました。写真のものがそれです。
左側は汎用のもので、右側が 1.8 inch 日立タイプへ変換するアダプタです。今回はもちろん右側のものを使用しました。それでは左側の汎用のものは何のために購入したのかと言えば、1.8 inch タイプで上手く行かなかったときに、この 2.5 inch タイプで再挑戦をするためです。もいろん 2.5 inch タイプの出番が今回なくても、他のノートパソコンで再利用できるという腹づもりでした。
そして使用した CF カードは Transcend 133x 8GB のものです。一眼デジカメ用に購入していたものでしたが、もう使用しなくなっていたものでしたので、この Thinkpad X40 で使用することとしました。写真は 1.8 inch アダプタへ取り付けた様子です。二ヶ所のジャンパーピンをそれぞれ IDE のマスター側と2.5 inch と 1.8 inch の切り換えのうち 1.8 inch 側へ設定しました。
これで早速 Thinkpad X40 のハードディスクの収容口へ取り付けてみました。内部のコネクタとアダプタのコネクタがちゃんとかみ合うことを確認しながらゆっくりと挿入してゆきました。何度か引き出すことを考えてアダプタの基盤の穴に紐を通して引き抜き易くしておきましたが、後で蓋を設置するときに邪魔になってしまったので切り取ってしまいました。
CF アダプタが設置できたところで、早速 Thinkpad X40 の電源を入れて BIOS で様子を確認してみました。起動順番の画面でみると、5番目のところに「IDE HDD0 : TS8GCF133-(PM)」と表示されて認識されていることが判明しました。
そして Puppy Linux 5.28(Lupu) がインストールされたライブ USB を使って起動させて、 Puppy Linux 5.28 をインストールしました。
インストールはいつものように Puppyユニバーサルインストーラ を使って一般のハードディスク(Internal (IDE or SATA) hard drive)として FRUGAL インストールを行いました。ただし、CFカードは購入時から行われている FAT32 のファイルシステムから EXT2 ファイルシステムへ事前にフォーマットし直しておきました。もちろん FAT32 のままでも問題はなかったはずですが、私の個人的な趣味で EXT2 へ切り換えておきました。
インストールが完了するといつものように grub の menu.lst の記述例が表示されます。grub がインストールされていないので Puppy Linux 5.28 にある grub4dos をインストールしました。自動で menu.lst を生成してくれますが、インストールした CF をハードディスクとしてではなく USB ドライブして認識いました。この自動生成した起動メニューでは 私の Thinkpad X40 は起動してくれませんでした。 Puppy Linux 5.28 をインストールしたときに表示される記述例で起動させることができました。どうも起動する場面ではハードディスクとして認識させて起動することが大切のようです。しかし Puppy Linux 5.28 が起動した後は、何と CF ドライブはリムーバルなドライブとして認識されているようでフロッピーディスクのアイコンに sda1 と表示されていました。また定期的に RAM に保存されている内容を CF ドライブへ書き出す動作をしていました。完全に USB ドライブと同じ扱いのようです。
何度も起動と終了を繰り返しながら Puppy Linux の動作確認と設定を行って行きました。やはり CF ドライブは Thinkpad X40 世代のハードディスクよりも読み出し速度が速いようで、電源を入れるとみるみるうちに起動して行く様子は感動を覚えました(笑)。
動作確認が出来たところでハードディスクのカバーを取り付けようとしたところ、 CF アダプタとカバーが干渉して1〜2ミリほど浮いた形となってしまい、きっちりと固定することが出来ないことが判明しました。
これは CF アダプタがカバーのどちらか削って干渉を解消しなければなりませんでした。私は削りやすいプラスチック製のカバーの裏側のリブをリューターを使って削ることとしました。写真は使用した模型用のリューターです。
さすがにあっと言う間にリブを削り落とすことができました。そして thinkpad X40 の本体へ取り付けてみると干渉すること無く取り付けることができました。このカバーを本体へ固定するネジは何故か購入時から紛失していたので、適当なネジを探していたところ、 3.5 inch ハードディスクを固定するためのネジがぴったりと合ったのでこれを使用することとしました。
これで USB ドライブを側面に取り付けたまま運用するという不安定な状態を解消することができました。また BIOS が電源投入時にハードディスクを探しているのか?起動まで待たされていた時間も無くなり気分良く起動してくれるようになりました。写真は CF ドライブを取り付ける直前まで使用していた USB ドライブなどの様子です。ノートパソコンなのに少し移動させるのも神経を使いました(笑)。
これでハードディスクを CF ドライブ化することができました。これから本格的に使用を開始してみようと思っています。しかしすでに無線LANが再起動で自動接続してくれないなど問題が散見されています。これらの対策も順次行って行こうと思っています。
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