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2010年12月6日月曜日

Brother MFC695 のスキャナ・ドライバーのアップデート

ここ数日 SCSI 接続のスキャナーを動作させようとやっきとなっていましたが、その理由はプリンタやファックス、スキャナーなどが一緒になったブラザー ( Brother ) の MFC-695 CDN のスキャナーの画像がそれほど綺麗ではなかったためです。以前の MFC-830 はもっと綺麗なはずだったのですが、コストダウンのためにスキャナー部品もより価格が安く性能の低いものに置き換えられてしまったものと思っていたからです。

何気なく Brother のホームページの Linux ドライバーのページを確認してみるとスキャナ・ドライバーの brscan3 がアップデートしているのを発見しました。

0.2.9-1 から 0.2.11-2 へ

リビジョンがわずかに上昇しています。私としては新製品などの対応機種が増えた程度と思っていました。しかし念のために新しいドライバーへ更新を行いました。ドライバーの更新は単純に dpkg -i で上書きインストールを行いました。

すると意外なことに画質が格段に向上したのです。特に問題としていた黄色のにじみが無くなっていました。これなら納得の画質です。コストダウンを疑ってごめんなさい>ブラザーさん。

このようなメーカーのドライバーも日々進歩を重ねているようです。時々はメーカーのホームページを確認してアップデートの有無を確認するのも大切なことのようです。


サンプルとして二種類の画像をお見せします。どちらも 150dpi で 24bit カラーでスキャンしたものを未加工のまま png 形式で保存したものです。

以前の 0.2.9-1 のドライバーでスキャンした場合
このサンプル画像のように赤色やオレンジ色の周囲に黄色が派手にはみ出しているのが見えます。


新しい 0.2.11-2 のドライバーでスキャンした場合
黄色のはみ出しがなく、すっきりとした画像となりました。見た感じも実物の印刷に近いものです。



以前の 0.2.9-1 のドライバーでスキャンした場合
これはイラストでのスキャニングサンプルです。このような画像の場合、この黄色がはみ出す(滲む)画像でもそこそこの出来上がりのようにも見えます。


新しい 0.2.11-2 のドライバーでスキャンした場合
しかし綺麗にスキャニングされたものと比較するとその差は一目瞭然です。すっきりとしたイラスト画像となっています。以前のドライバーでスキャンした画像の汚さがよく解ります。


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