@nifty フォン-C の着信不良(全面書き換え)
http://near-unix.blogspot.jp/2016/06/nifty-c_27.html
我が家ではプロバイダとして使用している @nifty のサービスの一つの @nifty フォン-C (IP 電話)を使用しています。それも自宅サーバの中に設置してある Asterisk サーバから接続させていました。この IP 電話の番号へ着信が出来なくなっていました。何故か発信はできる状態でした。そして発信した直後だけは、着信が可能な状態となっています。
原因調査
Asterisk サーバを再起動させて @nifty フォン-C の SIP サーバ(我が家の場合 voip09.nifty.com)との接続状況を確認しました。# asterisk -r
*CLI> sip show peers
念の為 sip.conf の @nifty フォン-C の設定に "qualify=yes" を付加して、具体的に応答していることを確認してみたところ、応答がありませんでした。
nifty-sip/ABCDEFGH 153.146.---.---
5060 UNREACHABLE
パケットフィルタの設定変更
ここで @nifty フォン-C の SIP サーバの IP が変更になっていることに気づきました。以前は 210.227.109.--- でした。このため NTT から貸し出されているフレッツ光 ホームゲートウェイ PR-400NE のパケットフィルタの設定も変更しなければならないことに気づきました。光ネクスト隼 PR-400NE の設定
http://near-unix.blogspot.jp/2013/03/pr-400ne.html
PR-400NE のパケットフィルタの設定を新しい IP アドレスに合わせて変更しました。そして接続状況を確認しました。
さらに PR-400NE のパケットフィルタを特定の IP アドレスの SIP パケット(5060)だけが通過できる状態から全ての IP アドレスからの SIP パケットが通過できるように変更しました。それでも接続できない状況に変わりありませんでした。
ドメイン名指定から IP アドレス直接設定へ
(注意:この IP アドレス直接指定はおすすめしません。voip09.nifty.com で接続できました。2016-06-26)@nifty フォン-C の新旧の IP アドレスを whois コマンドや ping コマンドで調査してみると、まだ古い @nifty フォン-C の IP アドレスの SIP サーバは生きているようです。(注記:@nifty フォン-C と名前がついていますが OCN の IP 電話サービスを再利用しているようです。)
ドメイン名で指定された SIP サーバ(voip09.nifty.com)に問題があるのではないかと考えて、直接以前の SIP サーバへ接続できるように IP アドレスを sip.conf へ設定してみました。
-- sip.conf の @nifty フォン-C の設定部分 --
赤字の部分を ";" でコメント化
青字の部分を追加
赤字の部分を ";" でコメント化
青字の部分を追加
[nifty-sip]
type=friend
secret=PASSWORD
defaultuser=ABCDEFGH
fromuser=05012345678
fromdomain=nifty.com
;host=voip09.nifty.com
host=210.227.---.---
context=nifty-in
dtmfmode=inband
canreinvite=no
insecure=port,invite
progressinband=no
qualify=yes
新しく設定した sip.conf を読み込ませて起動させました。すると SIP サーバと接続できました。応答もあります。そして @nifty フォン-C への着信も可能となりました。
# asterisk -r
*CLI> sip reload
*CLI> sip show peers
nifty-sip/ABCDEFGH 210.227.---.---
5060 OK (16 ms)
以上のことを確認した後、 PR-400NE で行っていたパケットフィルタの設定を元通りに特定の IP アドレス(210.227.---.---)の SIP パケット(5060)だけが通過できるように設定しました。
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