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2016年5月7日土曜日

Buffalo LS-GL (初期型)へメーカ純正ファームウェアのインストール

掃除やシリアルコンソールのピンヘッダの取り付けが終わったバッファローの NAS 製品の LS-GL (初期型)へ、まっ更なハードディスクを取り付けて、メーカ純正のファームウェアをインストールしました。

まっ更なハードディスクを取り付けて、ファームウェアをインストールした LS-GL (初期型)です。

インストール作業の手順

インストール作業は、先日行った LS-HGL と全く同じ手順で行うことができました。
Buffalo LS-HGL へ HDD 搭載
http://near-unix.blogspot.jp/2016/05/buffalo-ls-hgl-hdd.html

インストール作業

以下はその様子です。

-- Windows マシン --
(1) メーカー製ファームウェア(1.15) のアップデート・ファイル(lsgl-115.exe)をダウンロードします。
LS-GLシリーズ ファームウェア アップデータ Ver.1.15
http://buffalo.jp/download/driver/hd/ls-gl_fw.html

(2) 圧縮されているアップデート・ファイル(lsgl-115.exe)を自己解凍します。

(3) 解凍されたファームウェアのディレクトリの中の initrd.imginitrd.zip としてコピー(リネームではありません)します。

(4) initrd.zip を解凍します。解凍時にパスワードの問い合わせがあります。以下の Link Station の Wiki からパスワードを参照しました。幾つかあるパスワードの中から私の場合は、 "IeY8omJwGlGkIbJm2FH_MV4fLsXE8ieu0gNYwE6Ty" で解凍することができました。
How to modify an initrd - NAS-Central Buffalo - The Linkstation Wiki
http://buffalo.nas-central.org/wiki/How_to_modify_an_initrd

(5) initrd.zip から解凍した initrd.buffalo と、もともと解凍済みだった uImage.buffalo を TFTP サーバをインストールしている Debian Jessie マシンへ転送します。

-- Debian マシン --
(6) TFTP サーバ(tftpd)が初期値で使用する /srv/tftp へ上記の二つのファイルを移動させます。

(7) TFTP サーバ(tftpd)のマシンの IP アドレスを 192.168.11.1 へ変更します。LS-GL (初期型)の TFTP クライアントは、192.168.11.1 へアクセスします。
(補足:我が家の個体では、u-boot の変数が変更されていた模様で、TFTP サーバの IP アドレスは 192.168.10.8 となっていました。本文では 192.168.11.1 と記述していますが、適宜置き換えて作業をしました。)

(8) TFTP サーバ(tftpd)のマシンを自宅 LAN へ接続します。我が家の場合、自宅 LAN のサブネットは 192.168.24.0 です。ここへ、そのまま 192.168.11.1 の TFTP サーバのマシンを接続しました。

-- LS-GL(初期型) --
(9) LS-GL (初期型)のフロントパネルの電源スイッチを押して電源を投入します。

(10) LS-GL (初期型)が「ピコピコ」と音を立てて起動を開始して、自動的に TFTP サーバへアクセスします。そしてシステムのダウンロードが行われます。シリアルコンソールで観察していると、ハードディスクにファームウェアが存在しないために TFTP サーバ(192.168.11.1)を探して、システムのダウンロードを行う様子が見られます。なお正常に TFTP サーバからシステムをダウンロードできないときには、「ピーポー・ピーポー」と近所迷惑なほど けたたましい音が本体から発せられます。注意してください(笑)。

ファームウェアをインストール中の LS-GL (初期型)です。


(11) LS-GL (初期型)が TFTP ブートで起動が完了する 3 分程度待ちます。シリアルコンソールを使用している場合には、ログイン・プロンプトが表示されるのを待ちます。
なお LS-GL の IP アドレスは、自宅 LAN 環境の DHCP サーバから配給された IP アドレス(自宅 LAN のサブネット)が自動的に設定されました。

-- Windows マシン --
(12) LSUpdater.exeを起動させて通常どおりにファームウェアのアップデートを開始します。ただしすぐにハードディスクのフォーマットを求めるダイ アログボックが表示されます。OK で継続して、ファームウェアのフルインストールを行います。なお Windows マシンは、自宅 LAN 環境で自動的に配給された IP アドレスを使用しています。そのためインストール作業は、自宅 LAN のサブネット(192.168.24.0)の中で行いました。

ファームウェア・アップデータでインストールを開始したところです。

(13) ファームウェアのインストールが終了したら、メーカ製ファームウェアのインストールは終了です。

LS-GL のインストールが終了した通知です。


(14) ブラウザから LS-GL (初期型)の IP アドレスを直接指定すると設定画面へアクセスすることができました。


以上で、メーカ製ファームウェアのインストールと確認が終わりました。

今後の作業のため、分解した状態ではいろいろと不都合なので、ハードディスクを組み込んで金属フレームのを組み立てた状態にしておきました。またシリアルコンソールもピンヘッダからケーブルを引き出した状態にしておきました。

LS-GL (初期型)を仮組みしたところです。

今後 Debian Jessie をインストールする予定です。

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