今回入手したコレガ CG-WLCB54AGM です。 |
概要
カードバス形式の無線 LAN アダプタです。コレガの製品によく見られるアンテナ部分が薄型の製品で、上下の PC スロットと干渉し難くなっているのが外観上の特徴です。コレガ CG-WLCB54AGM の外観です。 |
無線 LAN 部分については、2.4GHz 帯と 5GHz 帯の IEEE 802.11a/b/g 対応となっています。さらに MIMO による 108Gbps 通信にも対応となっていました。
内部には Ralink 社の RT2600 が使用されている模様で、lspci コマンドでその内容が読み取れます。Debian Jessie におけるドライバは rt61pci という今まで見かけたことのないものが適合しました。
動作確認
Debian Jessie が稼働しているノートパソコンの PC カードスロットへ装着すると自動で rt61pci ドライバ・モジュールが読み込まれました。そして CG-WLCB54AGM の内部で使用するファームウェア(firmware-ralink)を事前にインストールしておくと、すぐに動作を開始しました。2.4GHz 帯も 5GHz 帯も問題なく動作していました。ただし MIMO としての動作は、機材がないため、確認することができませんでした。# aptitude update
# aptitude install firmware-ralink
rt61pci - Debian Wiki
https://wiki.debian.org/rt61pci
ただし、gnome3 のデスクトップを使用していると、周辺にある無線 LAN アクセスポイントを探し出すところまで動作するのですが、何故か接続できませんでした。Xfce4 のデスクトップの場合には問題なく動作しました。同じネットワーク・マネージャを使用しているはずなのに、どうしてこのような差異が出てしまうのかは不明です。
動作中の CG-WLCB564AGM は二個の LED ランプが点灯していました。Link/Act のランプは無線 LAN 通信の状況に応じて点滅を繰り返していました。
CG-WLCB54AGM の LED ランプの点灯状況 |
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