ページ

2016年3月13日日曜日

玄人志向 玄箱 HG のメンテナンス

苦労して入手したのに、そのまま放置していた玄箱 HG を整備しました。

今回整備を行った玄箱 HG です。

経緯

実のところ玄箱(初代)のカーネル・アップデートを行った後、玄箱の SAMBA サーバからブラウズ・リストを取得できない現象を他の玄箱(初代)でも確認していました。ブラウズ・リストが取得できない原因が、もしかするとプロセッサなどの処理速度の遅さに影響しているのではないかと考えて、急遽玄箱 HG の整備をして Debian Jessie をインストールして、どうなるのか?確認してみたかったのです。実際にインストールしてみると、玄箱(初代)と同じ結果となりました。結局のところ、 SAMBA のブラウズ・リストを取得できない原因は SAMBA そのものに存在していたようで、SAMBA の更新によって解決してしまいました(笑)。

分解・掃除

すでに玄箱(初代)でメンテナンスのノウハウを蓄積していたこともあり、比較的スムーズに作業を行うことができました。しかし意外だったのは、ボードのパターンが玄箱(初代)と玄箱 HG で随分と異なっていたことでした。単純に部品の載せ替えだけで玄箱(初代)から玄箱 HG が作られていると思い込んでいました(笑)。そのためシリアルコンソールの端子の設置も少し迷う場面がありました。

以下は整備中の様子を撮影したものです。

玄箱の「鳴きどころ」の冷却ファンです。
このファンもゴロゴロと鳴っていました。
ホコリもたっぷり付着しています。
冷却ファンを水分を含ませたブラシで綺麗に掃除しました。
そしてグリスアップを行いました。これでゴロゴロ解消です。
シリアルコンソールの Rx ラインに欠落している抵抗器(R76)をハンダ付けしました。
ゼロオーム抵抗器が無かったため、手元にあった 33 オームの抵抗器をハンダ付けしました。
ピンヘッダをハンダ付けしようとしたところ C70 コンデンサが障害となっていました。
そこで厚紙を敷いて、コンデンサを避ける高さにピンヘッダを調整しました。
厚紙を敷いてハンダ付けしたピンヘッダです。
筐体はレンジ周り用アルカリ洗剤で綺麗に洗浄しました。
乾燥したところで分解していた部品を組み立てました。

Debian Jessie のインストール

u-boot に玄箱 HG 用のものをインストールした後、自家製 Debian Jessie をインストールしてみました。

意外とすんなりと起動してしまいました。

しかし電源が切れない、シリアルコンソールが文字化けするなどの問題も発生していました。どうも自家製 Debian Jessie のファームウェアには、玄箱 HG 用の DTC ファイルを作成していないことが問題の原因のようです。今後、DTC ファイルを作成してどうなるか?確認してみたいと思っています。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。