今回入手した エレコム WRC-300FEBK です。 |
概要
手のひらサイズのコンパクト型の無線 LAN ルータです。小さいな筐体ですが、ちゃんと WAN ポートと 4 つの LAN ポートが備わっています。無線 LAN 部分は 2.4GHz 帯のみの IEEE 802.11 b/g/n 対応となっています。中継器として設定
動作確認として中継器として設定をしてみました。しかし中継器として設定ができませんでした。中継器と設定すると WAN ポートが 192.168.2.251 となって、コンソールとして接続できるはずなのですが、どうしても接続できませんでした。ping などで調査しても WAN ポートの反応がありませんでした。そこでファームウェア・バージョンが 1.02 となっていたものを最新の 1.04 へアップグレードしてみました。すると中継器として設定することができました。なお設定時には底面にあるスイッチを Auto ではなく Router へ切り替えることで中継器の設定ができました。なぜか Auto のモードでは中継器としての設定ができないようです。
分解
内部のチップがどのようになっているのか気にりましたので、早速分解してみました。底面のゴム足で隠されている二本のネジを外した後、天板を取り除くとボードが見えるようになりました。またボードは筐体内側の左右二箇所の爪で固定されているだけでした。WRC-300FEBK のネジは T-8 のヘクスローブでした。 |
二本のネジを撤去した後、天板を外しました。 左右に小さな爪で固定されていました。 |
ボードを取り出して観察してみました。使用されている制御プロセッサは RTL8196E が使用されていました。無線部分には RTL8192ER が使用されていました。フラッシュメモリには MX25L6406E (64Mbit/8MB) が使用されていました。
ボード上にはシリアルコンソールと思われるヘッダーがありました。後日、シリアルケーブルを接続して動作確認をしてみたいと思っています。
OpenWrt の公式ウェブサイトでは RTL8196E のファームウェアは配布されていないようです。RTL819X プロジェクト としてのソースコードの配布物が存在しているようです。これをビルドすると独自のファームウェアを作ることができるようです。今後、チャレンジをしてみたいと思っています。
RTL819X download | SourceForge.net
https://osdn.jp/projects/sfnet_rtl819x/
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