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2015年12月28日月曜日

Debian Jessie amd64 へ ブラザー MFC-695CDN をインストール

仕事用に使用していたデスクトップ・パソコン(富士通 ESPRIMO D5350)の 32bit 版の Debian wheezy を 64bit 版の Debian Jessie へアップグレードしました。

アップグレード作業は、個人データが保存されている /home ディレクトリが存在するパーティションを再利用する方法で 64bit 版 Debian Jessie amd64 を新規インストールしました。

システムのインストールが終了した後、以前使用していたアプリケーション・ソフトウェアを順次インストールして、アップグレード作業を終了しました。この追加のインストールで少し苦労したのがプリンタ・ドライバでした。苦労した理由は、32bit 版のドライバしか用意されていなかったためです。

lib32stdc++6 のインストール

64bit 版のシステムへ 32bit 版のプリンタ・ドライバをインストールするポイントは C++ プログラム用のランタイムライブラリ lib32stdc++6 を事前にインストールしておくことでした。
# aptitude install lib32stdc++6

以下の新規パッケージがインストールされます:
  lib32gcc1{a} lib32stdc++6 libc6-i386{a}
更新: 0 個、新規インストール: 3 個、削除: 0 個、保留: 0 個。
2,699 k バイトのアーカイブを取得する必要があります。展開後に 11.2 M バイトのディスク領域が新たに消費されます。
先に進みますか? [Y/n/?]  Y

32bit 版プリンタ・ドライバのダウンロード

brotherのサイトからドライバをダウンロードしました。
http://support.brother.co.jp/j/s/support/index.html

以下の 32bit 版のプリンタ・ドライバをダウンロードしました。
mfc695cdnlpr-1.1.3-1.i386.deb (lpdドライバ)
mfc695cdncupswrapper-1.1.3-1.i386.deb (cupsラッパ)

32bit 版プリンタ・ドライバ(lpd)のインストール

lpd ドライバを dkpg コマンドでインストールしました。
# mkdir -p /usr/lib/cups/filter/
# mkdir -p /var/spool/lpd/
# dpkg -i --force-all mfc695cdnlpr-1.1.3-1.i386.deb

/etc/printcap の内容を確認しました。
MFC695CDN:\
       :mx=0:\
       :sd=/var/spool/lpd/mfc695cdn:\
       :sh:\
       :lp=/dev/usb/lp0:\
       :if=/opt/brother/Printers/mfc695cdn/lpd/filtermfc695cdn:

CUPS Wrapper ドライバのインストール

CUPS Wrapper ドライバは lpd ドライバを CUPS ドライバとして動作させるものなので、lpd ドライバを必ず先にインストールしておく必要があります。
# dpkg -i --force-all mfc695cdncupswrapper-1.1.3-1.i386.deb

CUPS の設定

ブラウザで localhost:631 へアクセスして CUPS の設定を行いました。

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