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2015年11月25日水曜日

Buffalo WZR-G144NH で N モードを動作

バッファローの WZR-G144NH へインストールした標準の OpenWrt Barrier Breaker 14.07 では、無線LAN部分が IEEE 802.11 n モードで動作しませんでした。これはドライバに IEEE 802.11 n に対応していない b43 ドライバを使用しているためでした。そこでイメージビルダーを使って Broadcom-wl ドライバを組み込んだファームウェアを作成してインストールすることとしました。

イメージビルダーで brcm47xx (generic) をビルド

OpenWrt の公式ウェブサイトから brcm47xx (generic) のイメージビルダーをダウンロードして WZR-G144NH 用のファームウェアを作成しました。

ビルド方針としては、ルータ機能はそのまま残して、単純に b43 ドライバを Broadcom-wl へ置き換えるだけとしました。

そこでプロファイルにどのようなものがあるか調査してみました。すると意外なほど目的にぴったりなプロファイル(Broadcom-tg3-wl)を発見しました。Broadcom-wl ドライバだけでなく tg3 ドライバも組み込んでくれるものです。
$ make info

Broadcom-tg3-wl: Broadcom SoC, tg3 Ethernet, BCM43xx WiFi (wl, proprietary)
    Packages: -wpad-mini kmod-brcm-wl wlc nas kmod-tg3

この "Broadcom-tg3-wl" プロファイルを使ってファームウェアをビルドしました。
$ make image PROFILE=Broadcom-tg3-wl PACKAGES="uhttpd luci"

専用ファームウェアのインストール

出来上がったファームウェア(openwrt-brcm47xx-generic-squashfs.trx)をシリアルコンソールから flash コマンドでインストールしました。

動作確認

再起動後、居ても立ってもいられず、無線LAN設定部分を確認しました。ちゃんと IEEE 802.11 b/g/n と認識されていました。無線LANチップが初期のもので、いわゆる MIMO 動作しかしないのが残念なところです。

イメージビルダーで作った OpenWrt brcm47xx (generic) の無線 LAN 設定
イメージビルダーで作った OpenWrt brcm47xx (generic) の概要のページ


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