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2015年10月29日木曜日

Linksys WRT54GS へ Tomato k26 をインストール

10 月 15 日に壁へ設置した リンクシス WRT54GS は、その後、順調に動作していましたが、ちょっと困った問題が発生しました。それは USB メモリの内容を FTP でデータのダウンロードをしていたところ、WRT54GS が再起動してしまいました。原因は不明です。
Linksys WRT54GS を壁に設置
http://near-unix.blogspot.jp/2015/10/linksys-wrt54gs_15.html

壁に取り付けていたリンクシス WRT54GS です。

問題の症状

実のところ、この現象は何度か経験をしています。WRT54GS へ USB ポートを設置した後、散々通信テストを行なって、問題がないことを確かめていたつもりでした。どうも起動してしばらくの間は問題なく USB メモリの内容をアップロード/ダウンロードすることができるのです。しかし一週間ぐらい連続して稼動している状態で FTP 転送を行うと、アップロード/ダウンロードの転送が終わった直後に何故か WRT54GS が再起動してしまうのです。

フリーズするのではなく再起動となってしまうのは、システムの状態を監視しているワッチドック(番犬)タイマーの働きによるものだと思います。このワッチドック・タイマーがなぜ起動してしまうのかが問題なところで、おそらくシステムメモリが逼迫しているのだろうと思われます。起動してから短時間のうちには、問題となるメモリの逼迫現象が発生しないのだと想像しているところです。

解決策

解決策としては、現在 Shibby 版の Tomato ファームウェアの linux 2.4 系のものを使用しているものを linux 2.6 系のものにアップグレードして動作状況を確認してみることとしました。

linux 2.4 系カーネルはとても優秀なものですが、USB などのホットプラグな機器の動作においては、linux 2.6 系カーネルの方が優れているとされています。そこで、通信転送速度などの面では見劣りのする linux 2.6 系カーネルを使用したファームウェア(※1)ですが、やはりルータというネットワークの要の部分を担うところですので安定性を第一に考えて linux 2.6 系カーネルを使用したファームウェアを導入することとしました。
今までの k24 ファームウェア
tomato-NDUSB-1.28.5x-124-VPN.trx

新規インストールの k26 ファームウェア
tomato-K26USB-1.28.RT-MIPSR1-132-VPN.zip

※1 参考記事
Tomato by Shibby の k24 と k26 ファームウェアの比較

http://near-unix.blogspot.jp/2014/07/tomato-by-shibby-k24-k26.html

インストール

ブラウザからの設定画面からアップグレード・インストールしました。念の為にインストール時に設定値を初期化する設定でインストールを行いました。

WRT54GS へインストールしていた k24 系 Tomato ファームウェア
WRT54GS へインストールした k26 系 Tomato ファームウェア

設定と動作確認

新しいファームウェアのインストールが終了したところで、必要な設定を行なって稼動を開始させました。

FTP 転送でファイルのアップロード/ダウンロードをしばらく繰り返しましたが問題はなさそうでした。ここで少し気づいたことがありました。k24 系のファームウェアのときには、600KB/s 程度までしか通信転送速度がありませんでしたが、新しい k26 系のファームウェアでは 700KB/s 〜 800KB/s 程度の速度が出ていました。無線 LAN 部分などは、k26 系の方が速度が遅い状態だったので、意外な発見でした。

今後の予定

今後しばらく稼動をさせて USB メモリへのアクセスで再起動する現象が発生するか確認したいと思います。

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