ページ

2015年8月2日日曜日

Linksys WRT54GS V1 の分解

リンクシス WRT54G V2 を SD カード対応に改造しましたが、まだ正常に動作させるまでにいたっていません。そこでいろいろなファームウェアをインストールして確認をしようとしたところ、フラッシュメモリの容量不足でインストール出来ないファームウェアが続出してしまいました。そこでフラッシュメモリの容量が大きい WRT54GS で SD カードの確認をしてみたくなり、今回 SD カード対応のための改造の前に分解して掃除しました。

今回分解した WRT54GS V1 です。

分解は WRT54G と全く一緒でした。そして中にあったボードは、WRT54G と WRT54GS はほぼ同じものでした。

掃除が終わった WRT54GS のボードです。

ただまだ分解された形跡の無かった WRT54GS だったこともあり、内部は大変なホコリが溜まっていました。一見すると掃除機の広告用のホコリのようにも見えます(笑)。いつものようにボードの表面を刷毛で綺麗に掃除しました。そしてプラスチック製の筐体は水洗いしました。

筐体を分解したところ、ホコリがいきなり飛び出してきました(笑)
ボード上に積もっていたホコリです。

綺麗になったボードを観察してみました。システムメモリは元々 32MB と判明していましたが、念の為メモリチップの型番を調査してみました。EM639165TS-7 (8M x 16 bit 143MHz) となっており、一枚のチップが 16MB となっており、二枚で 32MB となっていました。そしてフラッシュメモリは型番を目視で調べたわけではありませんが、JTAG でプローブ動作をしたところ 8MB のフラッシュメモリ(Intel 28F640J3 4Mx16)であることが判明しました。

上記のとおり、JTAG 動作のために JTAG 用ピンヘッダを設置しました。またシリアルコンソール用のピンヘッダも設置しました。

JTAG とシリアルコンソールのピンヘッダを設置したところです。

とりあえず改造をする前に JTAG にてフラッシュメモリのバックアップを行なっておきました。ケーブルには、WRT54G V2 で評価の良かったバッファータイプの WIGGLER ケーブルを使用しました。さすがにフラッシュメモリが 8MB もあるため、バックアップ時間は2時間ほど必要でした。

WIGGLER ケーブルでWRT54GS のフラッシュメモリのバックアップを行いました。
WRT54GS のバックアップ作業中の様子です。

今後、SD カードと USB ポートの設置を行いたいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。