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2015年8月17日月曜日

ExtRoot 化した WRT54G に Broadcom ドライバをインストール

先日 USB メモリへ ExtRoot 化したリンクシス WRT54G V2 へ無線 LAN チップメーカの Broadcom 社のドライバをインストールしてみました。この Broadcom 社のドライバをインストールしようとすると、意外とファイル容量が大きく、フラッシュメモリ不足となってしまうことがあります。そこで ExiRoot 化した WRT54G V2 でインストールを試みたわけです。

以下のウェブサイトを参考に作業をしました。
Linksys WRT54G, WRT54GL and WRT54GS [OpenWrt Wiki]
http://wiki.openwrt.org/toh/linksys/wrt54g

現在 WRT54G V2 には OpenWrt Attitude Adjustment 12.09 をインストールしています。無線 LAN チップのドライバは b43 カーネルモジュールが使用されるようになっています。ここへ上記の Broadcom 社のドライバが入ったカーネルモジュールの kmod-brcm-wl をインストールして、b43 カーネルモジュールを無効化します。
opkg update
opkg install kmod-brcm-wl wlc nas
rm /etc/modules.d/*b43*

reboot
以上であっさりと Broadcom 社のドライバで動作するようになりました。

無線 LAN の設定画面です。
二つのデバイスが表示されていますが、下の wl0 が Broadcom のドライバで動いているデバイスです。
無線 LAN チップを BCM4320 と認識していました。

無線LANの設定画面を確認すると、従来なかったアンテナの切換やフレームバーストの設定ができるようになっていました。国別コード(Country Code)に "JP" を設定すると、14 ch までの設定ができるようになりました。

アンテナの切換やフレームバーストの設定ができます。

今回この Broadcom の kmod-brcm-wl カーネルモジュールを試したことの意義は、b43 ドライバでは 2.4GHz 帯しか動作しないデバイスが、5GHz でも動作することができるかの検証の第一歩なのです。WRT54G では 2.4GHz 帯オンリーの製品ですが、手持ちのバッファローの製品などには 5GHz 帯の対応の Broadcomのチップにも係わらず 2.4GHz しか動作しないものが存在しています。このような製品で動作検証を試してみたいと思っています。

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