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2015年7月3日金曜日

PIONEER MONITOR 10 Ⅱ ヘッドホンの修理

もう30年ぐらい前の製品のパイオニア製ヘッドホンの「モニター 10 マーク 2」の修理をしました。

今回修理したパイオニア モニター10 Ⅱ です。

ヘッドホンを頭に装着して左右に頭を振ると右側のスピーカから「ゴボッ」と音がするのです。とても気になるので原因を探るために分解をしてみました。

原因はスピーカユニットのボイスコイル内にある円形の磁石が接着剤から外れてボイスコイル内を動いていました(笑)。古い製品なので接着剤が劣化したものと思われます。

ヘッドホンの筐体を分解したところです。
耳あての粘着剤をそっと剥がして四本のネジを外すと分解できます。

スピーカユニットはゴム系接着剤でがっちりと筐体へ接着されているので分解することができません。ちょうど磁石の真裏に丸い穴が空いているので、ここにゴム系接着剤(G17)を流しこんで磁石を固定してみることとしました。ちょっと汚い感じの修理となりましたが、これで磁石を固定することができました。きっと何年かするとまた外れるのでしょうが・・・。

スピーカユニットの中央部にある穴から接着剤を流して磁石を固定しました。

ヘッドホンといえば、耳あての部分(合成皮革)が劣化して使えなくなってしまうことが多いのですが、本機は耳あて部分が意外としっかりと残っているため、まだ使用出来るのです。初代モニター 10 も使用していましたが、こちらは数年で耳あてがボロボロに朽ちてしまい廃棄してしまいました。

永く愛用してきたヘッドホンだけに愛着がわきます。これでまたしばらくは愛用することができます。



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