昨日、再ビルドした Debian Wheezy の rt2800usb ドライバ・モジュールですが、今日はさらに手持ちの rt2800usb に対応した無線 LAN アダプタ(二種類)を追加して、再ビルドしました。
今回追加したのは プラネックス GW-US300MiniS と ロジテック LAN-GMW/PSP (LAN-W150N/U2) の二種類です。
今回デバイス ID を追加した二種類の無線 LAN アダプタです。 プラネックス GW-US300MiniS ロジテック LAN-GMW/PSP (LAN-W150N/U2) |
デバイス ID の調査
lsusb コマンドでデバイス ID を調べてみました。Bus 002 Device 003: ID 2019:ab24 PLANEX GW-US300MiniS
Bus 002 Device 002: ID 0789:0168 Logitec Corp. LAN-W150N/U2 Wireless LAN Adapter
rt2800usb ドライバ・モジュールの再ビルド
昨日の記事「Debian Wheezy の rt2800usb ドライバを再ビルド」と同様に rt2800usb.c のソースコードを編集しました。やはり今回の二種類の無線 LAN アダプタも "CONFIG_RT2800USB_UNKNOWN" の中に登録されていました。そこで "CONFIG_RT2800USB_UNKNOWN" の中の部分を削除して、"static struct usb_device_id rt2800usb_device_table" の部分へ追加しておきました。/* Planex */
{ USB_DEVICE(0x2019, 0xab24) },
/* Logitec */
{ USB_DEVICE(0x0789, 0x0168) },
今回は、まだ大量にある "CONFIG_RT2800USB_UNKNOWN" の中のデバイスも一緒に登録しておくと後で便利ではないかとも考えましたが、この rt2800usb.c のソースコードの中には、rt2800usb 互換のチップに対応した設定もあり、それぞれ登録する場所が違います。動作の検証することができない状態のままビルドしてしまうのはどうかな?と考えて、今回は二種類の追加だけで再ビルドしました。
再ビルドの結果ですが、今回も問題なく動作しています。
以上で合計四種類の無線 LAN アダプタを追加しました。
- バッファロー WLP-UC-AG300 0411:0150
- アイ・オー・データ WN-AG300U 04bb:094b
- プラネックス GW-US300MiniS 2019:ab24
- ロジテック LAN-GMW/PSP (LAN-W150N/U2) 0789:0168
バッファロー WLP-UC-AG300 アイ・オー・データ WN-AG300U プラネックス GW-US300MiniS ロジテック LAN-GMW/PSP (LAN-W150N/U2) |
ダウンロード
次の URL から四種類の無線LANアダプタを追加した rt2800usb.ko ドライバ・モジュールをダウンロードすることができます。Debian Wheezy で使用可能なはずです。自己責任でどうぞ!rt2800usb.ko ドライバ・モジュール
https://drive.google.com/file/d/0B5QdaY5lu2e3dy1SY3NOaXpvOVE/view?usp=sharing
rt2800usb.c 編集済みソースコード
https://drive.google.com/file/d/0B5QdaY5lu2e3WlVaYlR6ajF6cVU/view?usp=sharing
カーネル・アップデート時
カーネルがアップデート(バージョンが変更となるアップグレードではない) したときには、コピーによってインストールしたドライバ・モジュールが上書きされて元の状態に戻ってしまいます。そこで再度ドライバ・モジュールをコピーによってインストールをしてください。# cd /usr/src/linux-source-3.2/drivers/net/wireless/rt2x00
# cp rt2800usb.ko /lib/modules/3.2.0-4-686-pae/kernel/drivers/net/wireless/rt2x00/rt2800usb.ko
# depmod -a
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。