分解した WRT320N の内部の様子です。 |
分解ですが、これが大変です。底面にある四個のヘックスグローブのネジを取り外した後、筐体を上下に分解するのですが、爪が強く噛み合っていて外れないのです。私は二箇所の爪を折ってしまいましたが、その他のプリント印刷基盤などの重要な部分は破損することなく分解できました。下に側面にある二箇所(両側四カ所)の爪の様子の写真を掲載しておきます。分解するときの参考にしてください。
筐体上側の爪の部分(二箇所)です。 折れているのが見えます(涙)。 |
筐体を分解した後、プリント印刷基盤を取り出して、電源ソケットの部分を観察してみました。よく見かけるセンターピンをカシメて固定する方法です。かつて ThinkPad A30 でも同じ構造の電源ソケットでも、この部分の接触が悪くなり、電源が切れる症状が発生していました。
今回はこのセンターピンをカシメてある部分をハンダ付けして、電気的な接触を保つようにしました。
センターピンはしっかりカシメてありますが、電気的な接触が悪いときがあります。 |
ハンダ付けのために、ハンダがよく溶着するようにセンターピンと座金の部分をヤスリで荒く表面処理をしました。
先の細いヤスリでセンターピンと座金の部分を処理しました。 削りかすを息で吹き飛ばすのは厳禁です。掃除機で吸い取ってください。 |
そして温度を高めに調整したハンダゴテで、一気にハンダ付けしました。
ハンダ付けで電気的な接触を取り持としました。 |
そして電源ケーブルを電源ソケットへ挿入して電気の接触状況を確認してみました。もう手で電源ケーブルを揺らしても電源が切れることはなくなりました。
動作確認を行なっているところです。 もう電源ケーブルを触っても電源が切れることはありませんでした。 |
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