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2015年3月20日金曜日

Buffalo WHR3-AG54 へ シリアルコンソールの外部端子

5GHz 帯の IEEE 802.11 a モードしか使用できない WHR3-AG54 の設定の見直しなどを行なっていました。そして再びファームウェアを DD-WRT のビルド 13941 からビルド 14896 へ変更してみました。すると、再び設定値に異常な値が含まれるようになってしまいました。そこで初期化を行いましたが、何と!再び起動しなくなってしまいました(涙)。

仕方がないので、WHR3-AG54 の筐体を再び開いて、内部のシリアルコンソール端子へ USB シリアルケーブルを接続して、PMON の中から NVRAM の消去を行いました。すると再び起動を開始するようになりました。どうも WHR3-AG54 の弱点として、初期化を下手に行うと、起動しなくなってしまうようです。
Buffalo WHR3-AG54 で DD-WRT が復活
http://near-unix.blogspot.jp/2015/03/buffalo-whr3-ag54-dd-wrt_12.html


シリアルコンソールへスムーズにアクセスしたい

そこで、初期化が必要となったときに、再び筐体を開くのが大変なので、シリアルコンソールの外部端子を設けることとしましました。外部端子があると、まだまだ続くであろう設定の見直しや、ファームウェアのインストールで起動しなくなっても、すぐに対応可能となります。

シリアルコンソールの外部端子は背面(WAN, LAN ポートの脇)に設けることとしました。この背面のプラスチック部品に細長い穴を開けて、そこへピンヘッダを取り付けることとしました。具体的には写真を見ていただければ解ると思います。

シリアルコンソールの外部端子の取り付け

プラスチック部品へ穴を開けるのに多少手間取りました。細いドリルで一直線に何個か空けて、その間をニッパーで切断した後、ヤスリで仕上げました。プラスチックの削りかすは静電気でアッチコッチに飛散してしまうので大変です(笑)。

プラスチック部品へ細長い穴を空けているところです。
加工したプラスチック部品の裏側です。

プリント印刷基盤へ延長するシリアルコンソールのケーブルとピンヘッダを取り付けて、筐体に組み込んだ後、先ほど空けた穴に合わせて、ピンヘッダをエポキシ接着剤で固定しました。もう後戻りできない加工となりました。

シリアルコンソールを延長したピンヘッダをエポキシ接着剤で固定しているところです。
シリアルコンソールの外部端子の全景です。

しっかりエポキシ接着剤が固定したところで、最終的にプラスチック部品とピンヘッダが干渉する部分を再度削り直して、取り付けを完成しました。ちゃんとシリアルケーブルを取り付けて、シリアルコンソールへアクセスできることも確認できました。これで思う存分、ファームウェアのインストールなどができるようになりました。

シリアルコンソールの外部端子を外側から見たところです。
シリアルケーブルを接続して通信を行なってみました。

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