CMOS 用電池を交換した ThinkPad i 1476 です。 |
ThinkPad i 1400 シリーズは、キーボードの取り外しが少々面倒なことになっています。キーボード上部にあるパネルを最初に取り外した後、キーボードを固定しているネジを外して取り外すようになっています。それもキーボードとシステムボードをつなぐフレキシブル・ケーブルは三本もあり、取り外し・取り付けも神経を使うようになっています。
キーボード上部にあるパネルです。 パネルの奥の隙間から細いマイナス・ドライバなどを差し込んで取り外します。 |
慎重に作業を行なってキーボードを取り外してみると、大きなアルミ製の放熱板が姿を現します。この放熱板の隙間から CMOS 用のボタン電池が見えました。
キーボードを取り外すとアルミ製の大きな放熱板が姿を現します。 |
放熱板の隙間かた CMOS 用ボタン電池が見えました。 |
アルミ製の放熱板を取り外したところ、やはり内部にはホコリが詰まっていました。エアーダスタでホコリを吹き飛ばしておきました。
筐体内部の様子です。 ハードディスクの交換もこの状態で行うようになります。 |
アルミ製の放熱板の裏側を観察してみると、プロセッサと接触する部分にはクッション性の伝熱素材が取り付けられていました。そしてプロセッサの熱を放熱板全体に行き渡らせるためにヒートパイプも設置されていました。
放熱板の裏側にあるヒートパイプの様子です。 |
さて CMOS 用のボタン電池の交換ですが、CR1220 が使用されており、新品のものに交換しました。
CR1220 用のボタン電池ホルダです。 |
放熱板を取り付けて、仮組みを行う前に筐体内の様子を観察してみました。やはり外観にも破損箇所がありましたが、内部にも筐体が割れている箇所を発見しました。筐体を一度分解して接着するのが良いのか?それとも出来るだけ触らないようにしておくのが良いのか?悩むところでした。
竹串の先が破損箇所です。 |
竹串の先が破損箇所です。 |
仮組みを行った後、電源を投入したところ、CMOS 用電池の消耗を知らせる警告表示は無くなりました。またキーボードの取り付けも正常に行われたようで、問題なく動作しています。
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