今回入手した三台の Seagate ST94019A のうち、二台の様子です。 |
実のところ Seagate 社のデスクトップ用の 3.5 インチ・ハードディスクは数多く取り扱ったことがありますが、ノートパソコン用の 2.5 インチのハードディスクは今回が初めてのこととなります。特段他のメーカーと変わったところはないと思いますが、ハードディスクの試験を行うのに少々緊張気味でした(笑)。
HGST や 東芝のハードディスクには見られなかった、ハードディスクの選択ショートピンが設置されていました。ケーブル・セレクト(CS)の位置に設定されていました。 |
ハードディスクの試験は、いつも HGST 社の DriveFitnessTest を行った後、MHDD や HDAT2 を状況に応じて行うようにしています。
いつもハードディスクの検査などで使用しているデスクトップパソコンへ接続して試験を行いました。 背景に見えるファンは、ハードディスクの冷却用です。 |
三台のハードディスクの内、二台は問題のないものでした。しかし一台はエラーが発見されました。
DriveFitnessTest での試験の様子です。 |
DriveFitnessTest で、真っ赤が警告画面が表示されました(涙)。内容としては、エラーコード 0x72 というもので、SMART エラーということでした。日立製のハードディスクではないのでメーカーに問い合わせて欲しいという事です。
エラーコード 0x72 (SMART Error) の表示です。 |
単純に SMART エラーと言ってもいろいろとあるので、何が問題なのか探りを入れるために HDAT2 でハードディスクの試験を実施してみました。
すると特定のセクタにエラーが発生していることが判明しました。そこで HAT2 にあるリマップ(Remap:代替えセクタと入れ替えること)機能によって、セクタの置き換えをしました。
HDAT2 で検査を行い、不良セクタの代替えを行いました。 |
この不良セクタの置き換えが終わったところで、再度 DriveFitnessTest を実施したところ、問題なく試験が終了しました。
再度 DriveFitnessTest で検査を行ったところ、エラーは無くなりました。 |
更に念の為に Seagate 謹製の SeaTools でも検査を行い、問題がないことを確認しました。
ついでに SeaTools でも検査を行なっておきました。 |
Seagate のハードディスクは、不良セクタがどんどん増えていって最後には使えなくなってしまうという(個人的な)印象があるため、少々心配なところです。とりあえずエラーがあったことを示す印をハードディスクへ着けておいて、今後の様子を観察してみたいと思っています。
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