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2014年9月14日日曜日

ThinkPad A22m が復活 ADP3421 交換

一週間ほど前に分解して電源が起動しない原因を探していた ThinkPad A22m ですが、その後、DC-DC コンバータ IC の ADP3421 を交換してみることとしました。通信販売で注文していた ADP3421 がようやく到着して交換作業ができるようになりました。

注文しておよそ一週間で ADP3421 が到着しました。
ThinkPad 専門店の中部ノートセンターで購入しました。

結論から述べますと、ADP3421 を交換して無事復活することができました。やはり ADP3421 に問題があったようです。

以下は ADP3421 の交換の様子です。

すでにシステムボードは取り出した状態でそのまま保管していました。ADP3421 の到着を待って作業に取り掛かれるようになっていました。

取り外したままで保管していたシステムボードです。

写真中央部の IC チップの ADP3421 を交換します。ハンダゴテで外すわけですが、 IC チップの足にハンダを盛りつけておいて、このハンダに蓄熱した状態で片側から順番に外す一般的な方法を採りました。

中央の IC チップが ADP3421 です。

無事 IC チップを取り外すことができて、ハンダの吸い取り線で余分なハンダを吸い取り、プリント印刷基盤のパターンを綺麗にしておきました。

ADP3421 を撤去して、パターンを綺麗にしたところです。

IC チップのハンダ付けですが、IC チップの片側の足が見える状態でセロテープによってプリント印刷基盤の所定の位置へ固定させておきます。片側のハンダ付けが終わると、セロテープを外して、もう片側の足をハンダ付けします。

新しい ADP3421 をハンダ付けしたところです。

表面に残ったフラックスをアルコールで綺麗に洗浄してした後、はやる心を抑えつつ、システムボードを本体に組み込んで、最低限の起動ができる状態にしました。いわゆる仮組みの状態です。

IBM ロゴマークが表示されたときには安堵しました。

ちゃんと IBM のロゴマークが表示されて BIOS 画面に入ることができました。このあと、memtest86+ でメモリ試験を行なってみました。この memtest86+ の試験が一巡するまで動作させて問題ないことを確認しました。

仮組みの状態で問題なく動作することを確認するために
memtest86+ を実行してみました。

ここまで確認したところで、本格的に本体を組み上げました。もう組み立ててしまうともう簡単にはシステムボードを取り出すことができません。

そして再度確認をするためにハードディスクの試験を行う DriveFitnessTest を行なってみました。これも問題なく終了しました。ようやく ThinkPad A22m が電源の起動不良から復活したようです。

完全に組み立て直して DriveFitnessTest も行なってみました。

今回の結果を元にして、同様に電源の起動不良が発生することがある ThinkPad A22e の ADP3421 を交換してみたいと思っています。こちらも作業を行いましたら、本ブログにて紹介したいと思っています。

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