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2014年9月28日日曜日

ThinkPad A22e の新しい電源不良の件

昨日 DC-DC コンバータ・チップの ADP3421 を交換して復活した ThinkPad A22e ですが、翌日になって電源ボタンに全く反応しない現象が発生しました。

今までは、一瞬、各種ランプ類が点灯した後、すぐに電源が落ちる状況でしたが、今回は全く反応しないのです。

そこで気が進まないのですが、再度 ThinkPad A22e を分解して点検を行なってみることとしました。

昨日に引き続きシステムボードを取り出して原因調査を行いました。

電源ボタンに全く反応しないことから電源回路部分のヒューズなどをチェックしてみました。全てかどうか不明ですが、発見したヒューズはすべて導通していました。

ヒューズ類もテスターで検査しました。

さらに昨日交換した ADP3421 の再ハンダ付けも行なってみました。そしてシステムボードの表面を再度アルコールで洗浄しなおしてみました。

昨日交換した ADP3421 も再ハンダ付けしました。

目指して問題の有りそうな部分が発見出来なかったので、仮組みを行なって電源を投入してみました。 なんと!すんなりと起動するのです!

仮組みの状態で動作確認をしました。

原因不明のまま復活した ThinkPad A22e を本格的に組み立てました。そして再度動作試験を行なってみましたが、問題ありませんでした。

組み立てなおしても動作します。

ここで今日の分解で一箇所プラスチック部品の一部を破損してしまいました。キーボードの奥の部分を固定する細長い部品なのですが、底面から長いネジで固定する三角形の部分が折れていたのです。この折れた部分は長ネジによってシステムボードを固定するものだったので、折れた状態のままシステムボードを固定するように取り付けてみました。

ねじ回しの先端にある穴から長ネジが出てきて、手前の黒い三角形の部品を固定します。

すると!再び電源ボタンに全く反応しない現象が発生しました。そしてこの部品を撤去すると復活するのです。

どうもこの部品の近くには背面のコネクタ類へ接続するためのコネクタが備わっています。ちょうどシステムボードとコネクタ類が取り付けられたプリント印刷基盤を上下に接続するようになっています。この接続に何らかの問題が発生するとこのような電源不良が発生するのかもしれません。

今回はこの部分の原因追求を行なっていません。現在問題の部品を取り付けないで使用しています。今後電源ボタンに反応しない症状が再発するようでしたら、再度分解して調査をしてみたいと思っています。

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