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2014年4月23日水曜日

MSE による Windows XP 起動不良からの回復

2014年4月15日から Windows XP が起動しなくなってしまいました。いわゆる「ようこそ」の画面からログインをした後、そのままフリーズをしてしまうものです。フリーズと言ってもカーソルは動いており、完全なフリーズ状態ではありませんでした。ただその後は、キーを一切受け付けない状況で、電源ボタンの長押しによるパソコンの強制遮断しかありませんでした。

どうしたものかと思っていたところ、ネット上で Microsoft Security Essentials による Windows XP の起動不良があることを知りました。

参考 URL
サポート切れのWindows XP搭載PCが起動不能となる問題をMicrosoftが修正
http://gigazine.net/news/20140421-windows-xp-boot-problem-fixed/

どうも Microsoft Security Essentials(以下 MSE と表記)の問題のようで、アップデート( Antimalware Engine 1.1.10502.0 )をすれば問題を解決できるということでした。

しかし既に起動不良となっていて、セーフモードでも起動しない状況となっていました。

そこで Puppy Linux を使って、この MSE の起動を抑止して Windows XP を起動させてみました。

問題の Windows XP が起動しないパソコンへ Puppy Linux Precise-5.7.1 の CD を挿入して、通常起動させました。

左下にある sda1 (Windows の C ドライブ)をクリックして開きます。

そして次のディレクトリへ移動します。
/mnt/sda1/Program Files/Microsoft Security Client/

ここにいくつかのファイルがありますが、四つある exe ファイルをリネームして MSE の起動を抑止させることとしました。.exe.bak へ変更しました。本当はどれか一つをリネームすれば大丈夫だと思われますが、どれか解らないため、すべての実行ファイルを変更しておきました。
msseces.exe
MpCmdRun.exe
MsMpEng.exe
Setup.exe

このリネームが終了したところで、Puppy Linux を終了して Windows XP を起動させます。

するとどうでしょう! 無事 Windows XP が起動しました。

ここで先ほど Puppy Linux 上でリネームした実行ファイルの名前を元に戻しました。ここで MSE だけを起動させてアップデートを試みるべきでしたが、私は単純にアンインストールをして、再度インストールをしようとしました。

しかし MSE は、もう Windows XP へインストールすることができないようです!

もう殆ど使用することのなくなった Windows XP ですので、もう MSE なしで使用していこうと思っています。

読者さんは MSE のアンインストールをするのではなく、是非 MSE のアップデートを試みるようにしてください。おそらく MpCmdRun.exe を起動すれば MSE が起動すると思われますので、MSE の起動後にアップデートを試みてください。

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