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2013年12月27日金曜日

ThinkPad 365XD を入手しました

すでに ThinkPad 365X (2625-BJ9) を所有しておりましたが、インターネット・オークションにて安価に出品されていた ThinkPad 365XD (2625-4J9) を落札してきました。

今回入手した ThinkPad 365XD (2625-4J9) です。

ここを訪れる読者さんはご存知のことと思いますが、この二機種は、フロッピードライブを装備している 365X と CD ドライブを装備している 365XD の違いとなっています。同じドライブベイを使用するため、本体に装備されるのはフロッピードライブか CD ドライブのいずれかとなっています。

ThinkPad 365XD の CD ドライブです。

まず最初に入手した ThinkPad 365XD を掃除しました。はっきり言ってホコリまみれの状態で「ばっちい」感じがして、素手で触るのも躊躇う感じでした(笑)。しっかり水を絞った雑巾で何度も表面の汚れを拭き取り、キーボードの隙間のホコリもエアーブロアと掃除機でしっかり掃除しておきました。

外観を観察すると左奥にある液晶パネルを固定する二本のネジの周囲の筐体にヒビが入っていました。同じ場所に同様に ThinkPad 365X でもひび割れが発生していることから、このヒビ割れは本機の特徴のようです。写真左側の ThinkPad 365X ももともとひび割れだけだったのですが、そのうちひび割れが進行して一部の部品が欠落する状態までになってしまいました。早めに何らかの対策を行なっておく必要がありそうです。

左側が ThinkPad 365X 右側が 365XD びひび割れの様子です。

早速動作確認してみると CMOS 用のボタン電池が消耗しており、その警告が表示されていました。CMOS 用のボタン電池は CR1220 のため、手持ちもあることから早速交換しておきました。

キーボードの下にあるバッテリーやドライブの様子です。
本機にはオリジナルの絵柄シートが残っていました。

キーボードをめくると、絵柄のあるシートがそのまま残っていました。両面テープで固定されている部分はそのまま残っているので、私が初めて捲るようです。右奥にあるボタン電池ホルダーから CR1220 を抜き取って、新しい CR1220 を装着しました。この後、本体の電源を投入して日時を合わせると、もう警告が表示されることもなくなりました。

BIOS 画面の様子です。

内部のメモリやハードディスクの検査のため、試験ソフトウェアをインストールしてある CD-ROM から起動させようとしたところ CD-ROM から起動してくれません! BIOS 画面の起動順番の項目を確認すると、CD ドライブの表示がありません。なんと!本機は CD ドライブから起動できないようです。それでは外部につないだフロッピードライブから起動させてみようと思ったところ、外部フロッピードライブの接続コネクタの形式が ThinkPad 535 や 570, 600, 240 などの機種とは異なっていました。どうも我が家には本機に使用出来るフロッピードライブが無いようです。分解の手間を惜しまなければ、ThinkPad 365X に同着されているフロッピードライブを本機へ移設させて ThinkPad 365X の状態にしてフロッピードライブを使うこととなりそうです。トホホです。

起動ドライブの順番設定の画面です。
CD ドライブが見当たりません。

とりあえず BIOS 内蔵のセルフテストを実行してみました。運が悪いことに拡張スロットに装着されていた 16MB の EDO-RAM に異常が発生していました。手持ちの 32MB の EDO-RAM へ交換して事なきを得ました。

さてこの状態で本機を起動させてみたところ Windows95 が起動しました。そして前の所有者さんの個人的なファイルが残っている状態でした。現状では直ちにハードディスクの内容を完全に消去することもままならないので、今後ハードディスクを取り出して別のマシンへ取り付けて作業を行なってみたいと思っています。そして新しく何かの Linux をインストールする予定です。ThinkPad 365X には Damn Small Linux をインストールしてそこそこ稼働できる状態であるため、同じ Damn Small Linux をインストールしてみたいと思っています。


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