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2013年11月2日土曜日

ThinkPad i Series 1620 を入手しました。

ガンメタリック筐体の ThinkPad の i Series 1620 ( 2661-2CJ ) をウルトラベース付きで入手しました。

今回入手した ThinkPad i 1620 です。

以前から i シリーズの ThinkPad を一台欲しいと思っていましたが、なかなか入手する機会に恵まれずにいました。ちょうどインターネット・オークションにて本機を安価に入手する機会を得ました。幸運でした。

i シリーズの電源パネルはちょっと華やかな色使いになっています。

今回の ThinkPad i 1620 は ThinkPad X20 に相当する機種です。プロセッサは Cerelon 500MHz と今となってはちょっと貧弱な感じのするものとなっています。入手時はオンボードの 64MB のメモリだけでしたが、すぐに手持ちの 256MB のメモリを追加して 320MB にしました。

入手したときには表面は軽く掃除がしてある程度でした。早速掃除をするために本体とウルトラベースを切り離してみると、ホコリがびっしりと詰まっていました。いきなりくしゃみの連続となってしまいました(笑)。 ただ購入してから一度も取り外して使用したことがないようで、本体底面のゴム足の消耗が全く見当たらず、新品のままでした。

掃除のために切り離したウルトラベースです。ホコリがびっしりと!

またどうも湿気の多い場所で保管をしていたようで、端子類がことごとく錆びていました。この錆の様子を見る限り ThinkPad 560 の悪夢を思い出します。内部まで湿気が回っていないことを願うばかりです。

本体もウルトラベースも端子類が錆びていました。

エアーダスターでキーボードの隙間のホコリを吹き出していたところ、キートップが一個外れてしまいました。どうも当初から外れかかっていたようです。パンタグラフのプラスチック部品が若干変形しているのが確認できました。しかし掃除の後、キートップを取り付けてみたところ、やはりパンタグラフの軸とキートップの支点が上手く咬み合わないようで左側が浮いた形になってしまいました。そこで竹串をパンタグラフの支えにしながらキートップを取り付けたところ、無事取り付けに成功しました。細いプラスチックの部品でできているため、手荒な方法で取り付けると部品を破損してしまうので神経を使います。

空気圧で外れたキートップです。

さて掃除が終了したところで各部の点検をしてみることとしました。メモリについては memtest86+ で検査したところ問題はありませんでした。

しかしハードディスクには異常がありました。一部に不良セクタが存在していました。最初に HGST DriveFitnessTest で試験を行い、その後 HDAT2 にて不漁セクタの置き換え作業(リマップ作業)を行いました。これで不良セクタがなくなり、とりあえず使用出来るハードディスクになりました。しかし、すでに不良セクタが発生しているハードディスクの寿命はそう長くはないと思われます。

セクタ異常が発生したハードディスクです。
HDAT2 にてリマップ作業をしました。

そしてハードディスクで起動させてみたところ、Windows ME が起動しました。どうも以前の所有者さんの個人情婦が若干残っているようであったので、ハードディスク全体を消去することとしました。

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