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2013年10月15日火曜日

ThinkPad 380E を入手しました

インターネット・オークションにて ThinkPad 380E ( 2635-40J ) を落札してきました。オークションの説明では可動品ということでしたが、私のところに届いたものは電源不良のものでした。電源プラグでグリグリすると時々電源が入るので、この電源ソケットが不良のようです。どうもこの電源ソケットの部分さえ修理すれば動作しそうな感じでした。後日修理をしたいと思っています。

今回入手した ThinkPad 380E です。
ThinkPad 380E のロゴシールの部分です。

今日はいつもの紹介記事とは異なり、以前入手していた ThinkPad 380XD ( 2635-G0J ) との比較をしてみたいと思います。

まずは並べてみたところです。左手前が ThinkPad 380E で 右奥が ThinkPad 380XD です。同じシリーズの機種なので非常によく似ています。

左側が ThinkPad 380E で、右側が ThinkPad 380XD です。

しかし細かく見てみると、意外と多くの違いがありました。

まずパームレストの部分の表面仕上げでした。ThinkPad 380E は形成時にプラスチック自体にシボ加工をしたものでしたが、ThinkPad 380XD は手触りのよいゴム塗装となっていました。手間が掛かるゴム塗装が行われている ThinkPad 380XD の方が高級機種という位置づけだったのでしょうか?ただ製造されて何年も経過したゴム塗装は劣化してベトベトになってしまうこともあり、今となっては、プラスチック形成のみの ThinkPad 380E の方が取扱いしやすい状況となっています。

左側が ThinkPad 380E で、右側が ThinkPad 380XD です。

次に前面部分の様子を比較してみました。ThinkPad 380XD には大きなステレオ・スピーカーがどーんと設置されていますが、ThinkPad 380E には中央部に小さなスピーカーが一個設置されているだけのものでした。この辺も ThinkPad 380XD の方が上位機種と思わせる部分です。

上側が ThinkPad 380XD で、下側が ThinkPad 380E です。

向かって左側面の部分は、電源スイッチと PC カード・スロットがあります。ThinkPad 380XD の PC カードソケットは CardBus 対応となっていますが、ThinkPad 380E は古い PCMCIA でした。そして ThinkPad 380XD にはさらにハードディスクの取り出し口もあります。ThinkPad 380E のハードディスクは筐体を分解して交換するようになります。

上側が ThinkPad 380XD で、下側が ThinkPad 380E です。

向かって右側面の部分には、フロッピードライブと CD-ROM ドライブが設置されていますが、ThinkPad 380E は CD-ROM ドライブは未装着のため、ブランクパネル(目隠しパネル)が設置されていました。そして赤外線通信の窓とオーディオ関連の部品が ThinkPad 380XD には並んでいますが、ThinkPad 380E では左側面に設置されていました。このような部品の配置の違いは、マザーボード(システムボード)の設計が大きく異なっていることを暗示しています。

上側が ThinkPad 380XD で、下側が ThinkPad 380E です。

次は後面の様子です。ここは USB ソケットの有無の違い程度でした。

上側が ThinkPad 380XD で、下側が ThinkPad 380E です。

そして意外な大きな違いは底面にありました。マザーボードの設計の違いが部品の配置にも影響していることを示すように拡張メモリスロットの位置などが大きく異なっていました。

左側が ThinkPad 380E で、右側が ThinkPad 380XD です。

以上で ThinkPad 380E と ThinkPad 380XD の違いを紹介しました。

ThinkPad 380E の電源ソケットを早く修理して、動作確認を行ってみたいと思っています。

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