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2013年9月18日水曜日

XFDOS 2.0 を使ってみました。ThinkPad 240 編

古いパソコンを愛用している人にはちょっとした話題だった? XFDOS 2.0 を ThinkPad 240 で使ってみました。この XFDOS が将来十分に使える領域に達したときには、遅いプロセッサ や 小さな容量のメモリ のマシンでも(趣味の範囲内において)使うことが出来るのではないかとの期待が持てます。

紹介記事はこちら
マイナビニュース 2013-04-27
DOSでWindows風UI、XFDOS 2.0登場
http://news.mynavi.jp/news/2013/04/27/038/index.html
マイナビニュース 2013-05-02
FreeDOSでGUI環境を享受する「XFDOS 2.0」
http://news.mynavi.jp/articles/2013/05/02/xfdos/index.html

XFDOS 2.0 が稼働している ThinkPad 240 です。

上記の紹介記事がネットニュースで流れて以来、ライブ CD 版の XFDOS 2.0 をちょこちょこと使っていました。比較的高速なマシンでもカーソルがカクカクと断続的に動くなど、まだまだ基本的な部分の完成度はよくないようです。そして一番使いたい DOS 版のウェブブラウザ Dello が日本語に対応しておらず、日本語のページを表示するといわゆる豆腐のようなフォントマークが羅列されてしまう状況でした。ライブ CD 版では、これらの文字化けに対応することもままならないため、ハードディスクへインストールして、いろいろと調整を行いたいと思っていました。

さらに CD ドライブからのブートが出来ない古い ThinkPad ではライブ CD 版の XFDOS 2.0 の動作を確認することすら出来ませんでした。しかも ThinkPad 365 や ThinkPad 380 のように CD ドライブを内臓している機種でもスペック不足なのか?ブート時にシステムエラーで停止してしまいます。古い ThinkPad でこそ使ってみたい XFDOS 2.0 なのですが、使えないジレンマに陥っていました。

そこで先日 FreeDOS 1.0 をインストールした ThinkPad 240 のハードディスクへ XFDOS 2.0 をインストールを実施して、とりあえず動作確認をしてみました。

[ インストール ]
ハードディスクへインストールする方法は、ハードディスク・インストール用のファイル(xfdos20h.zip)をダウンロードして、ZIP 圧縮されているファイルを解凍した後、出来上がったファイル(ディレクトリ)をハードディスクのトップ・ディレクトリへコピーするだけです。
ダウンロードサイト
nanox-microwindows-nxlib-fltk-for-dos
http://code.google.com/p/nanox-microwindows-nxlib-fltk-for-dos/downloads/list
xfdos20h.zip -- XFDOS 2.0 hard disk version - ZIP archive
インストール
xfdos20h.zip を解凍したものをコピーする
C:\DESKAPPS\
C:\DESKTOP\
C:\USR\

[ 起動方法 ]
起動方法は DESKTOP ディレクトリの中にある APPSTART.BAT を実行するだけです。各アプリケーション・ソフトウェアは、なぜか動作しないものや、一度エラーを発生した後、二度目から起動するものなどがありました。まだまだ完成度は低いようです。
C:\DESKTOP\APPSTART.BAT

[ ネットワーク & パケット・ドライバ ]
ネットワークへの対応は、マシン自体にオンボードでネットワーク・アダプタが装着されていたり、PCI または ISA バス・ソケットへネットワーク・アダプタを取り付けたものであれば、XFDOS 2.0 に備わっているパケット・ドライバで動作する可能性が高いです。

左下の「START」ボタンの「Settings...」>「Internet Connection」>「Load packet driver」で自動的にネットワーク・アダプタの検出をしてくれます。実際には検出した結果から自分でパケット・ドライバの一覧から選択するようになります。

しかし ThinkPad 240 のようにオンボードでネットワーク・アダプタが装備されておらず、 PC カードでネットワーク・アダプタを取り付けるものについては、ネットワーク・アダプタのメーカーが提供している DOS 用のパケット・ドライバを使用することとなります。

私の場合には、プラネックスの FNW3600TX を使用して動作確認を行いました。メーカーのウェブサイトから DOS 用のパケット・ドライバをダウンロードして、指定通りの設定で問題ありませんでした。

メーカー純正のパケット・ドライバで対応できました。

[ ウェブブラウザ Dillodos ]
次にウェブブラウザの Dillo を起動させます。デスクトップの Dillo のアイコンをクリックすると起動を開始します。起動すると ThinkPad 240 の画面サイズ 800 x 600 よりも大きな 1024 x 768 で起動しました。画面の大きさの設定は Dillo の起動ファイル(dillo.bat)で設定するようになっていました。
C:\DESKAPPS\DILLODOS\DILLO.BAT
の中の
set NANOSCR=1024 768 565
       ↓
set NANOSCR=800 600 565

そして Dillo のネットワーク設定は WATTCP.CFG で行いました。
C:\DESKAPPS\DILLODOS\BIN\WATTCP.CFG
初期値では DHCP を使ってネットワーク設定をするようになっています。我が家では何故か DNS サーバーの設定が上手くゆかないようで、名前の解決が出来ない状況となっていました。そこで固定 IP の設定に切り替えてネットワークの接続が安定的に行えるようになりました。

Dillo の初期値の大きさは 1024x768 です。

この写真は Yahoo! Japan のトップページへアクセスしたところです。画像部分はちゃんと表示されていますが、テキスト文字の部分は縦長の長方形のいわゆる豆腐が並んだ状態となっています。Dillo のフォントは TTF フォントを使用するようなので、今後フォントまわりの調整を行ってみたいと思っています。

Yahoo!Japan のトップ・ページへアクセスしたところです。

2 件のコメント:

  1. Dillodosの日本語化 1.C:\DESKAPPS\DILLODOS\FONTSに日本語TTFフォントをcopy
    2.linux環境にてmkfontdirコマンドを実行
    3.fonts.dirファイルに追加したフォントがあることを確認。
    4.Dillodosを起動し、フォントを変更

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  2. 貴重な情報ありがとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

    これから日本語フォントの確認をしてみたいと思います。

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