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2013年8月2日金曜日

ThinkPad A22m を入手しました

インターネット・オークションで落札していた ThinkPad A22m が到着しました。エアーキャップでぐるぐる巻きで梱包されていました。開くと本体の他、骨型の電源アダプタが同梱されていました。この特徴的な骨型の電源アダプタはもう一個ぐらい欲しいと思っていたのでちょうどよかったです。

入手した ThinkPad A22m です。
骨型電源アダプタが付属していました。

開梱して ThinkPad A22mを取り出してみると、笑いが出るほどホコリまみれとなっていました。すぐにエアーダスターでホコリを吹き飛ばして、表面を雑巾掛けしました。キーボードの汚れが厳しくアルコールを染み込ませた綿棒で丁寧にキートップの斜面や隙間を綺麗に掃除しました。セミの鳴き声が響く中、この掃除をしている時間がゆっくりと流れているように感じました(笑)。

キートップの側面(斜面)がなぜか激しく汚れていました。

ようやく触っても大丈夫というところまで綺麗になったところで電源を投入してみました。しかし上手く立ち上がりません。「ハードディスクが存在しないか、オペレーション・システムがインストールされていないなら、ハードディスクへインストールしてください。」との赤い表示が出て BIOS 画面へと移行してしまいます。そして BIOS 設定を終了させても、以上の内容を繰り返すだけでした。

起動時に表示されるエラー内容です。
ハードディスクがインストールされていないということです。

ハードディスクを取り出して、いつもハードディスクをメンテナンスするマシンへ接続してみたところ、やはりハードディスクが故障しているようで、メンテナンス用のマシンも起動時にハードディスク・エラーを表示していました。そこで手持ちのハードディスクへ交換したところ、以上の赤いエラー表示は無くなりました。

これが故障していたハードディスクMK2023GAS です。
「不良}の文字は私が間違え防止のために書き込んだものです。

しかし今度は時刻エラーが発生していました。すぐにボタン電池を探して交換することにしました。いつも見かけるリチウム電池の CR2330 ではなく少し小さめのものが使用されていました。これも手持ちの CR2025 に交換しました。これでようやく BIOS の設定まで正常に行うことが出来るようになりました。

ボタン型のリチウム電池を交換しました。
電極の固定方法はアルミテープを使用しました。さらに表面を普通の透明テープで被いました。

早速 CD ドライブへ Puppy Linux 4.3.1 (2012) の CD-R を装着して起動させてみました。すると起動途中で止まってしまいます。どうも様子が変なので、念のためにメモリテストを行ってみました。すると途中でエラーが大量に発生していました。メモリ不良と思って他のメモリへと交換しても同様でした。これはシステムボードの不良かと思いましたが、メモリソケットをアルコールで洗浄したところ、あっさり復旧してしまいました。どうも汚れやホコリが溜まっていたようです。とりあえずメモリは手持ちの  256MB と 128MB の二枚を刺して、合計 384MB で動作確認を行いました。

128MB(左)と 256MB(右)のメモリを装着したところです。

こうしてようやく Puppy  Linux を起動させることが出来ました。するとここで気づいたことは、 BIOS 設定画面ではネットワーク・アダプタが装着されていないと表示されていましたが、ちゃんと Puppy Linux 上では認識されていることでした。ちゃんと通信も問題なく出来ました。
BIOS 上でネットワークは Not Applicable と表示されていました。

しかしネットワークアダプタは装着されていました。

この後、ハードディスクへ SWAP 領域と EXT2 領域を確保して Puppy Linux を Frugal インストールしました。しばらくこの ThinkPad A22m の動作確認をしてみたいと思っています。

Puppy Linux Lucid 5.2.8 JP を起動させているところです。

この ThinkPad A22m も含めてのことですが、 ThinkPad A2x系の液晶パネルの蛍光管の劣化が早いようで、このマシンも色温度が低く、少し赤く感じます。このマシンを見た後に通常のデスクトップ・マシンの液晶ディスプレイを眺めると青く見えてしまいます(笑)。

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