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2013年8月5日月曜日

無線LANカード WN-B11/PCM を入手しました

表題のとおり、 I/O DATA の WN-B11/PCM カードをインターネットオークションで落札してきました。どのバージョンの Windows に対応するのか不明ですが、フロッピーディスクに収められたドライバーソフトも添付されていました。

今回入手したWN-B11/PCM です。

この WN-B11/PCM はすでに一枚所有をしていたのですが、度重なる酷使からかアンテナを中心として部品の剥がれや折れなどが発生していて、いつしかノートパソコンの PC スロットへ差し込んでも認識しない状態となっていました。Intersil Prism2.5 のチップのファームウェアの書き換えで結構遊ばせてもらった記憶だけが残っていました。

左は故障したものです。
アンテナ部分の破損がひどいのですが、エポキシ接着剤で固定してあります。

もう改めて入手する必要性もなかったのですが、たまたま安価に出品されているのを発見してしまって、うっかり(笑)落札してしまいました。

せっかく入手した WN-B11/PCM ですので、ファームウェアの書き換えを行って WPA2-AES で通信を試みてみました。

過去から ThinkPad をはじめとするファームウェアのフロッピーディスクを作り続けている ThinkPad 535X で作業を行いました。この手の DOS 上で動作するソフトウェア資産がたんまりと詰まっています。そして WN-B11/PCM のファームウェアの書き換えに必要なデータもそのまま保存されています。

ファームウェアの書き換えを行った ThinkPad 535X です。

この WN-B11/PCM のファームウェアの書き換えに際して、過去の記事を参考にしました。

Intersil Prism2.5 firmware 書き換え
http://near-unix.blogspot.jp/2010/09/intersil-prism25-firmware.html


書き換えの前に現在のバージョンを確認しました。
C:> flash -legacy -3v -s

プライマリ:PK010005.HEX
セカンダリ:SF010304.HEX
ファームウェアのバージョン確認です。

以前から所有していた WN-B11/PCM と同じファームウェアでした。これを新しいファームウェアに書き換えます。バージョンは実績のある 1.7.4 を選択しました。

最初にプライマリ・ファームウェアを PK010101.HEX で書き換えました。
C:> flash -legacy -3v -d PK010101.HEX
プライマリ・ファームウェアの書き換えです。

そして次にセカンダリ・ファームウェアを SF010704.HEX に書き換えました。
C:> flash -legacy -3v -d SF010704.HEX
セカンダリ・ファームウェアの書き換えです。

最後に再度ファームウェアのバージョンを確認しました。
C:> flash -legacy -3v -s

プライマリ:PK010101.HEX
セカンダリ:SF010704.HEX
書き換え後のファームウェアのバージョン確認です。

無事書き換えが終了したところで、Puppy Linux Precise 5.5.0 JP がインストールされている ThinkPad 600 へ装着して動作確認をしました。無事自宅の無線LANアクセスポイントへ WPA2-AES で通信ができました。もちろん 802.11b の最大 11Mbps の速度の規格です。

以前の私のブログでは iwconfig で表示される中に「Encryption key:off」の表示があることから暗号化通信が行われていないのではないかと記述しておりましたが、実際には wpa_supplicant でパソコンのプロセッサで暗号化処理が行われているそうです。

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