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2013年7月18日木曜日

Buffalo WBR2-G54 を再び入手


バッファローの WBR2-G54 は以前にもインターネット・オークションで入手したことがあり、このブログでも DD-WRT 化や、OpenWRT 化を行ったことのある無線LANルーターです。しかししばらく使用しなかったこともあり、インターネット・オークションにて処分をしてしまっていました。

Buffalo WBR2-G54 を入手
http://near-unix.blogspot.jp/2010/10/buffalo-wbr2-g54.html

しかし再び入手したのは訳があります。それは一ヶ月ほど前に入手したバッファローの WLAH-G54 が余りにも不甲斐ない転送速度で落胆したことが原因で、この当時の他の機種の転送速度はどの程度であったかを再び検証したくて WBR2-G54 を再び入手したわけです。しかし WBR2-G54 が必要とした訳ではなく、WBR-G54 や WLA-G54 でも良かったのですが、たまたま超安価にこの WBR2-G54 を入手する機会に恵まれたため、落札してきたのです。

WBR2-G54 の背面部分の様子です。

入手した WBR2-G54 にはホコリや汚れが付着していたため、中に詰まっているホコリを取り除くことも兼ねて分解掃除を行いました。分解にはトルクス・ネジが使用されていること以外は難しいところはなく簡単に分解することができました。

分解した筐体を水洗して、乾燥させているところです。

分解すると使用しているコントローラーチップが見えてきました。Broadcom 社の BCM4712 でした。コントラーチップの近くには RS232C 接続と思われるシリアル端子が儲けられているのが見えます。デバックをしながらソフトウェアを開発するには便利な造りになっているようです。

WBR2-G54 のプリント印刷基盤です。

掃除も終わったところで、WBR2-G54 とパソコンを LAN ケーブルでつないで動作確認をしてみました。WBR2-G54 の DHCP 機能を使ってパソコンの IP アドレスなどのネットワーク設定を行いました。そして WBR2-G54 の IP アドレスの固定値の 192.168.11.1 へブラウザでアクセスをしてみました。

WBR2-G54 とパソコンを接続したところです。

パスワードなどは、初期値の user:root、password:(空欄)でアクセスをして内容を確認してみました。すると以前のオーナーさんの設定値がそのまま残っていました。自動設定の AOSS で設定していたようです。これらの設定はすぐに DD-WRT 化してしまうのでそのまま放置して DD-WRT 化に取りかかりました。

WBR2-G54 オリジナルの設定画面です。

DD-WRT かは、バッファローの WLAH-G54 の記事にも紹介しているとおりの手順そのままで行いました。ただ異なる点は、TFTP でアクセスする IP アドレスが 192.168.11.1 になることだけです。

Buffalo WLAH-G54 を DD-WRT 化しました
http://near-unix.blogspot.jp/2013/07/buffalo-wlah-g54.html

書き込んだ DD-WRT ファームウェアのビルドバージョンは、最新のものではなく、過去に好評価だった Build 13064 を使用しました。

DD-WRT の WBR2-G54 のファームウェアダウンロードのページです。

早速 100MB の単一ファイルの FTP 転送によるダウンロード速度を計測してみました。三回計測した結果の平均値は次のとおりです。

WBR2-G54 の転送速度
Frame Burst = OFF , Afterbarner = OFF 1,285KB/s
Frame Burst = ON  , Afterbarner = OFF 1,551KB/s

何とも微妙な結果というか、当然予想された結果というか?(笑)

WLAH-G54 の転送速度が  Frame Burst = ON , Afterbarner = OFF 1,434KB/s だったことを考えると、今回の測定結果は若干転送速度が速いという結果となりました。しかし周辺の電波環境で転送速度は変化するため、私個人の考えでは誤差の範疇と思っています。

どうも結論としては WLAH-G54 や WBR2-G54 では、転送速度としては 1,500KB/s ぐらいであることが判明したということでしょうか。不甲斐ない結果と思っていた WLAH-G54 はそこそこ頑張っていたということです。このブログで無線LANルーターで話題となる Linksys 社の製品が、同様のコントローラーチップを使用しながら、より転送速度が速いということは何処に違いがあるのでしょうか? とても気になるところです。

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