ThinkPad 600E で気になっていたことがありました。それは「 7 」のキーの左下が浮いていることでした。修理部品となる中古品も入手が難しくなっている ThinkPad 600E のキーボードを分解する勇気がありませんでしたが、今回ようやく心を決めてキートップを剥がしてみました。
問題のキートップの左上を持ち上げるとパチンと音を立ててキートップの左側が外れました。見た様子ではパンタグラフなどに異常はないように感じられました。
せっかくなのでキートップを完全に剥がしてみました。これがキートップの内側です。右側がパンタグラフを加えて固定する爪があります。そして左側にはパンタグラフの爪を収めて左右に滑るレールとなる部分があります。どうもキートップの取り付け方法は右側の固定する爪を最初に取り付けて、左側のレール部分へパンタグラフの先の突起を押し込むようにするものと思われます。パンタグラフの先の突起を押し込むときに便利なようにレールの部分は斜めに形成されています。
そしてパンタグラフの様子です。透明のラバーカップが印象的です。パンタグラフの左側の先端部分はキートップに押し込むときに内側へ変形しながら押し込まれるようになるものと思います。このパンタグラフの左側の下の爪がレールの中に入っていないことがキートップの浮きの原因でした。
このキートップを外している状態で左側の爪の入り具合を確認してみました。なんと左側の下側が簡単に外れてしまうようです。長年に渡って爪が外れたまま使用されてきたようで、パンタグラフが若干変形をしてしまったようです。
何かをすることもなくそのままキートップをパンタグラフへ取り付けてみました。右側の爪を固定した後、左側の先端の突起を押し込むためにキートップの左側を爪をめがけて押し込んでみました。パチンという音と共に固定されましたが、やはり右下の爪だけはレールに嵌らないようです。キートップの左下をゆっくり持ち上げてみると爪の先端が見えてきます。パンタグラフの交差する部分の下に爪楊枝などを差し込んで、より力が加わり易いようにしましたが結果は変わりませんでした。
ジャンク品の ThinkPad 600 シリーズのキーボードを入手してパンタグラフの交換を考えた方が良さそうです(涙)。
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