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2013年2月9日土曜日

ThinkPad 365X を入手しました。

またまた増えてしまいました! 今度は ThinkPad 365X (2625-BJ9) です。いつものようにインターネット・オークションで入手しました。


届いた ThinkPad 365X は、出品者さんがすでに掃除を済ませていたようで比較的綺麗な状態でした。また本体やキーボードなども傷や汚れが少ない個体で、いわゆるミント品でした。パソコンの掃除に生きがいを感じている私としてみれば、ちょっと物足りない個体でした(笑)。

動作確認をしてみました。オークションの説明にあったようにエラー表示が出ていました。バックアップ電池が消耗しているようです。


時計設定の部分を通り過ぎると、 Windows98 が起動を開始しました。元々は Windows95 がプリインストールされているはずのものなのですが、どうも Windows98 へアップグレードを行っていたようです。
 ThinkPad 365X の本体の他、Windows95 と Windows98 の二種類のインストール CD-ROM と一緒に「ThinkPad 365 導入済みアプリケーション CD」も同梱されていました。このような CD-ROM 類は失われていることがほとんどなので、とても幸運でした。


Windows98 上で ThinkPad 365 の動作確認をいくつか行ってみましたが、やはりこの時代のパソコンには Windows98 などが最適なようで、動作がとても軽く感じました。もう実用的な道具として使用するつもりはないので、このまま Windows98 をインストールしたままの状態でもよいのではないかと思っています。私としては、コレクションとするか? Linux の先達たちが苦労をしてこの時代のパソコンへインストールを行ったことを追体験するための おもちゃ にしようと思っています。

ThinkPad 365X の動作確認が出来たところで外観を調べてみました。この機種には底面に折りたたみ式の足が儲けられているので、キーボードを少し斜めにして打鍵しやすいようにすることが出来るようになっていました。手にするまで気づきませんでした。また底面に Windows95 のシールが貼られていました。


そして意外に気に入ったのが PC カードの蓋の部分です。いわゆる開閉式のものですが、開いた後、収納できるように工夫がされていました。ただ開くだけでは、何らかの衝撃が加わると折れてしまうことがあるのでとても嬉しい工夫でした。


そして背面に様子ですが、前のオーナーさんはほとんど蓋を閉じたまま使用していたようで、とても綺麗な状態でした。


ここで PS/2 のソケットを見ると、マウスとキーボードの絵柄が描かれていました。どうもキーボードにも対応のようです。一度電源を落として、キーボードを接続して電源を投入してみましたが、キーボードは認識しないまま Windows98 が起動してしまいました。Windows98 上でもキーボードは認識されないままでした。何か設定があるのか不明ですが、もしかすると破損しているのかもしれませんでした。


唯一残念なところが液晶パネルを固定するネジの周囲がなぜか割れていたことでした。それも単純にパックリと割れているのではなく、複雑に割れてしまっています。衝撃痕などが見当たらないので、もしかして筐体のプラスチックの劣化が原因なのかもしれません。もしプラスチックの劣化が原因だとすると、他の部分もいずれ割れが発生する可能性があります。ちょっと心配な部分です。


そして内部にあるバックアップ電池を交換することとしました。CR1220 です。ネット上で CR1220 を検索すると100円ショップでの涙ぐましい入手方法を解説しているページをいくつも発見しました。意外と単体では売っていない電池のようでした。私はさっくりと大手の通販サイトで購入してしまいました。10個セットになっていましたが、今後もこの手の古いパソコンが増えてくると思われるため、余分に購入してもいずれ消費されてしまうものと考えています。


電池の交換のためにキーボードを開いてみたところ、何と! ThinkPad の絵柄のシートがありませんでした。どうもシートは前オーナーさんが剥がしてしまったようです。写真では綺麗な内部になっていますが、到着時には両面テープがたっぷりと残っていて、キーボードをがっちり固定していました。もう不用意に固定されても困るため、両面テープは綺麗に剥がしておきました。


バックアップ電池の交換を済ませると、電源投入時に表示されるエラーも表示されなくなりました。

今後ゆっくりと ThinkPad 365X を整備してゆきたいと思っています。

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