すでにハードディスクの調子が悪いということで、「HDDのエラーで交換修理が必要です」との表示が出ることでした。かなり重傷のようでした。
送ってもらったハードディスクを検査してみました。まずコピー元となる東芝 MK5065GSXN を DriveFitnessTest で検査してみるとすぐに真っ赤な画面のエラー表示となってしまいました。
続いてコピー先のハードディスクとなる東芝 MK5065GSX も検査してみました。どうしたことでしょう。このハードディスクも真っ赤な画面のエラー表示となってしまいました。
そこでハードディスクの SMART 情報を読み取ってみました。
どちらも re-allocated secter count の部分でエラーが発生していました。re-allocated secter count のエラーは不良セクタを交換するための予備セクタに空きがない(少ない)ことを示しています。
東芝MK5065GSXNのSMART情報(コピー元)
東芝MK5065GSXのSMART情報(コピー先)
どうしたことでしょう!依頼主に問い合わせてみるとコピー先となる東芝 MK5065GSX はインターネットオークションで入手したものだったそうです。どうも不良品を掴まされてしまったようです。出品者はこの不良のことを知っていたのでしょうか?他人事ながら腹立たしく感じてしまいます。
現在のハードディスクも調子悪いことから、このエラーが出ていることを承知の上で複写して欲しいということで作業を続けることとしました。
しかしこのまま複写してしまうのも不安があるため、コピー先のハードディスクの東芝 MK5065GSX を HDAT2 を使って不良セクタが存在していないか確認をしてみました。運良く不良セクタは発見されることはありませんでした。
いつものように DD コマンドでハードディスクの全体を複写した後、NTFS のファイルエラー類を chkdsk で修復しておきました。
複写作業が終了してハードディスクを返却しました。依頼主のところで動作状況を確認してもらいましたが、やはりエラーが出てしまうようです。やはり SMART がエラーとなってしまうと手の施しようがないようです。
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