会社の解散をしたので事務所として使っている部屋の整理も始めました。と言っても自宅なので単に会社関連のものをどんどん捨ててゆくだけですが(笑)。
この一連の作業でパソコン環境も変化しました。
今まで FreeBSD で動いていたルーターがあったのですが、これを撤去してすべてのパソコンやサーバーを CTU の配下に置きました。これで消費電力も少なくなることでしょう。
ただ単純に撤去して繋ぎ換えるだけではありませんでした。LAN の IP アドレスが変更となりました。今までは 192.168.1.* だったのが CTU 特有の 192.168.24.* となりました。これに伴い各種 IP の設定の変更を行いました。
またルーターが担当していた機能のうち DHCPD NAMED など重要な機能をサーバー側へ移動させました。named が動いていない状況で各種の変更作業を行うのはとても大変でした(汗)。これらの機能の大切さを今更ながら認識した次第です。
新しい CTU 配下での運用を開始していたところ、立ち上げたパソコンがインターネットに接続出来るのに、内部の LAN に接続出来ない現象が発生するようになりました。どうも無線LANで接続するノートパソコンで頻発するようでした。
原因をなかなか掴めない状況が続いていましたが、ようやく発見した原因は解決不可能なものでした。原因は CTU の dhcpd とサーバーの dhcpd が競合していたのでした。CTU ではひかり電話を使用している環境では Voip アダプタに IP (192.168.24.2) を割り振るために dhcpd を停止することが出来ない仕様となっていました。そして dhcpd で割り付ける IP 数を1個に指定しても他にも割付をしようとするようです。本当に困り果ててしまいました。
対策はパソコンの dhclient のオプションで CTU (192.168.24.1) が発行する dhcpd の動作を無視するように設定して事なきを得るようになりました。一部は固定 IP で対応しました。
これで安定して動作できるようになったと思っていたところ、今度はひかり電話の通話が出来なくなる現象が発生するようになりました。この原因はひかり電話の Voip アダプタがサーバーの dhcpd の設定を受け付けて初期値の 192.168.24.2 ではない IP アドレスが設定されてしまうためでした。この問題を解決するためにサーバーの dhcpd でひかり電話の Voip アダプタの mac アドレスを無視するようにしてようやくひかり電話も安定して通話が出来るようになりました。
ルーターを抜いて結局得るものはルーター分の省電力だけでしたが、大きな問題だけが山積みになってしまいました。もうちょっと CTU の設定が柔軟的にできるように NTT西日本に期待したいところですが無理なんでしょうね!
とりあえずルーターを抜いて IP アドレスの変更が終了したところで電話環境の変更ということで asterisk を導入してみましたが、この話題は次回以降に紹介します。
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