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2011年3月24日木曜日

覚えられないものもスクリプトへ

先日紹介した FreeBSD のハードディスクのコピースクリプト dump & restore がなかなか人気があるようでアクセスが上昇していて少し上機嫌なこのごろです。アクセスどうもありがとうございます。

面倒な作業を便利にするスクリプトですが、今回は少し指向の変わったスクリプトについて紹介します。

今まではコマンドを入力する手間を省いたり、間違え防止のためにスクリプトを作成するというアプローチでした。初老を迎えようとして記憶力が怪しくなっている年頃の私にはとても便利です
今回はこんな記憶力だけではとても覚えられないネットワークの mac アドレスを取り扱ったものです。

さてどんなスクリプトかと言えば停止しているサーバーやパソコンに向かってマジックパケットを送りつけて起動させるものです。このマジックパケットを送り出すソフトウェアは Debian でも標準パッケージの中に用意されているほどポピュラーものですが、このコマンドと一緒に打ち込まなければならない mac アドレスも一緒に記述したスクリプトです。
省エネや環境問題もあり通常稼働させている必要のないサーバー類は wake up on LAN 機能を使って起動させては使用しています。もちろん使用終了とともにシャットダウン(停止)させて省エネを実現しています。

まずこのサーバーやパソコンの wakeup 機能を動作させるマジックパケットを送り出すソフトウェアを事前にインストールしておきます。

Debian Linux の場合 wakeonlan のパッケージをインストールしておきます。

スクリプト紹介
ファイル名:wakeup.server.sh

#!/bin/sh
/usr/bin/wakeonlan 00:10:ab:cd:ef:12

コマンドに後ろの部分に起動させたいサーバーの mac アドレスを入力します。
ファイル名はパソコンやサーバーの名前を入れた方が解りやすくなるとおもいます。
Debian Linux の場合 通常のユーザーからそのままこのスクリプトを実行できます。自分自身のユーザーディレクトリに ~/bin のディレクトリを作成して その中にこのスクリプトを保存しておくとスクリプト名だけでスクリプトを実行させることができます。
スクリプト名の例
wakeup.pc1.sh
wakeup.file-pc.sh
wakeup.http-pc.sh

しかし私のように初老だけでなく若者でもインターフェースカードの mac アドレスはそう簡単に覚えていられないものもあります。私のようにいつも休止中のサーバーを複数抱えている人にとってはとても便利なものだと思います。

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