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2010年10月21日木曜日
Buffalo WBR2-G54 を入手
やってしまいました。立て続けのヤフオクで無線LANのアクセスポイントの落札です。
動作未確認のジャンク扱いというよくあるパターンでの落札でしたが、とりあえず動作確認をしてみると、有線LANと無線LANの接続は大丈夫なようでした。
外観が埃まみれだったので食器用の中性洗剤を使って掃除ました。表面の汚れを取ると意外と綺麗な外観とかんていました。このバッファローの無線LANのアクセスポイントは日焼けをしてしまって黄色っぽくなっているものが多いだけにラッキーな感じでした。
詳細な設定を確認するとファームウェアのバージョンが Ver 2.20 でした。セキュリティが WEP と TKIP しか設定できないとても古い時代のものでした。
メーカーのバッファローのホームページを確認すると最新ファームウェアが Ver 2.32 となっていました。早速ダウンロードしてファームウェアのアップグレードを行ないました。作業内容はとても簡単で、ファームウェアのアップグレードの設定画面から新しいファームウェアを指定してアップグレードの実行ボタンを押すだけでした。
画面上ではファームウェアのアップグレード中は電源を切るななどの警告が出ていて少し不安な感じを受けましたが、無事ファームウェアのアップグレードは終了しました。
早速設定画面を確認すると AES でのセキュリティが設定出来るようになっていました。早速パスワードなどを設定した後、手元のノートパソコンで接続を試みました。
しかし接続が出来ないようです。よく見ると AES の暗号化は行われているようですが手順が WPA2 ではなく古い WPA のみの対応のようでした。
せっかく WPA2 で統一をしようと思っていたので、すぐにDD-WRT化することとしました。
他のアクセスポイントではDD-WRT化をしているので特に不安は無かったのですが、今回は TFTP でアクセスポイントの起動時に流しこむ方法を試してみました。
DD-WRT のファームウェアは鉄板の V24 SP1 (Stable) build 10020 を使用しました。
dd-wrt.v24_std_generic.bin というスタンダードなものを選択しました。直接流しこむためバッファロー特有のヘッダ情報の追加は不要でした。
流し込みの手順はいろいろなところで書かれているのでここではあえて書きませんが、側面にある「DIAG」の赤いLEDが消えたところを見計らって TFTP 転送を始めるのがよいようです。ping で確認する方法も試してみましたが、アクセスポイントとパソコンを直接接続していると、LANが接続したり、切断したりをしていることもあり上手くタイミングを見つけることができませんでした。
無事ファームウェアを流しこむと10分程度は放置するという鉄則を守って、電源の入り切りによって再起動をさせました。
IPアドレスが 192.168.11.1 から 192.168.1.1 へ変わっていました。DD-WRT の設定画面へ移動して各種設定を行ないました。一番大切なことは初期値のIPアドレスの変更で、すでに使用しているルーターの 192.168.1.1 から他のIPアドレスへ変更することと、DHCP サーバーを停止させることでした。単純な無線LANのアクセスポイントとして使用するためです。
無線LANの環境の設定も終了して、パソコンとの一対一の接続を外して、今あるLAN環境へ接続をしてみました。そしてノートパソコンから無線LAN経由のアクセスを試みました。無事 WPA2-PSK (AES) で通信が出来ました。
古くなった無線LANのアクセスポイントがこれで蘇りました。
さてこのBuffalo WBR2-G54 の落札目的は実は WPA2 で無線LAN環境に参加させるものではありませんでした。この先は上記の無線LAN環境を WPA2 に統一という話から矛盾して行きます(笑)。
手元にある古い SONY CLIE などの PDA を使用するために 802.11b の無線LAN環境を作るためでした。
ただ PDA 側からは WEP しか設定できないため、セキュリティがとても甘くなります。甘いというより無いに等しいが正確なのかもしれません。
とりあえず考えたことは PDA を使用するときにだけアクセスポイントの電源を入れるということです。そして DD-WRT のファームウェアが持っている無線の出力調整機能を使って最小出力に絞って、無線電波が周囲へ漏れるのを防ぐことを考えました。設定画面上では 1mW が最小出力のようです。
この二点で不安ながらも 802.11b の環境を少し運用してみることとしました。
ノートパソコンで出力を絞った WBR2-G54 の様子を観察してみましたが、確かに出力は小さくなっているようです。
しかし意外と電波は漏れているようで、最小出力でも家の殆どで電波が届いて通信することが出来てしまいました。これでは周囲にも電波が駄々漏れの状態ではないかと心配しています。
今後何かよい方法はないものか検討してみたいと思っています。
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