数週間前からwillcomの携帯電話からインターネットへ接続することを散々してきましたが、意外な盲点があることを知りました。灯台下暗しの喩えはあるんですね!
平和記念公園では一般来場者のために広島市が無線LANを公開していました。それも無料で!太っ腹! そして取材をしてインターネットに接続したかった場所はまさしく平和記念公園内にある国際会議場でした。携帯電話などを使うより無線LANの方が安定性も良さそうなので期待も膨らむばかりです。
さて無線LANはIEEE 802.11のbとgに対応しているようです。早速、平和記念公園に出かけて接続の確認をしてみました。
いつものようにThinkPad 235 と無線LANカードとしPLANEX GW-NS54CW (IEEE 802.11 b/g) と CISCO AIRONET 340 series AIR-PCM340 (IEEE 802.11 b)の二枚を念のために持って行きました。速度は IEEE 802.11 b なので遅めですが消費電力で優位なCISCOのカードを使用したいと思っていました。もともと速度も ThinkPad 235 では速いカードでも動作は遅くなってしまいますから。
平和記念公園に到着してパソコンを起動させて無線LANの状況をスキャンしてみました。ありました「peace_memorial_park」の文字が! このアクセスポイントを選択して接続を試してみました。
接続設定も順調に行き、ブラウザを立ち上げてどこか適当なところにアクセスすると平和記念公園の無線LANの管理ページにリダイレクトされました。ここで利用者登録やログインをするようになっていました。
利用者登録を済ませ、ログインも完了するとログインページが表示され、ログアウトのボタンも表示されていました。
このページを残したまま、新しいタブを開いてgoogleやyahooのトップページにアクセスをしてみました。無事表示することもできました。
しかしここからが問題でした。どうもアクセス制限がかなり厳しい模様で、このブログにさえアクセスすることが出来ないのです。もう特定のページしかアクセスできない感じでした。結局使えない無線LANでした。
しかしこの広島市の無線LANは、11月8日から始まる世界最大級のインターネット技術会議(第76回IETF広島会議)が開催されるのに合わせ、インターネットが無料で利用できるエリアを平和記念公園から平和大通りにも拡大したそうですが、この会議で使用できるしろものでは到底なさそうでした。一体何のための無線LANなのかと思ってしまうところでした。やはり行政のやることは「お役所仕事」というところでしょうか?実態はともあれ、実施したという実績だけが大切なのでしょう。とほほ。
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