2015年9月16日水曜日

ThinkPad A20m をメンテナンス

かなり以前にインターネット・オークションで入手したまま放置していた ThinkPad A20m (2628-41J) を整備しました。以前紹介した ThinkPad A20m (2628-11J) とは別の個体です。
ThinkPad A20m (2628-11J) を入手
http://near-unix.blogspot.jp/2014/12/thinkpad-a20m-2628-11j.html

今回整備した ThinkPad A20m (2628-41J) です。

電源を投入すると起動ロゴを表示したままフリーズする状態でした。ハードディスクを抜き差ししても変化せず、CD ドライブを取り外すとようやく起動するようになりました。CD ドライブのトレーを開いたままの状態でも CD ディスクを回転させるモータが回りっぱなしの状態で明らかな故障でした。

そこで手持ちの CD ドライブと入れ替えて使用することとしました。CD ドライブは富士通製のノートパソコンから取り外したもので、電気接点を含むフレーム(枠)を移植して ThinkPad A20m へ装着しました。
ベゼルの部分も交換したかったのですが、片方がネジ止めで、もう一方がはめ込み式であったことから諦めました。

左側が新しく装着した CD ドライブで、右側が故障していた CD ドライブです。

さて起動出来るようになった ThinkPad A20m ですが、今度はハードディスクにインストールされていた Windows2000 が起動途中に停止してしまったり、異常動作をすることを発見しました。

特に困ったのが "Supervisor Password" を求められたり、"ERROR 0189" でした。
ERROR 0189 : Invalid RFID Configuretion Information Area

電源を再投入するごとに表示される内容が異なっていました。

メモリ異常を疑ってメモリカードを交換してみました。入手当初は 128MB のメモリカードが二枚装着されていました。それを 256MB のメモリカード二枚へ交換しました。すると BIOS 画面で認識されるメモリの容量が 128MB と変なことになっていました。メモリカード一枚だけを認識して 256MB と表示するのであれば理解が出来るのですが、128MB とはどうしたことでしょう。

交換した 256MB のメモリカード二枚です。
この状態で 128MB との認識でした。どこから 128MB の情報を得たのでしょうか?

メモリカードの交換の時に気づいたのですが、メモリスロットのリードが再ハンダ付けされていました。どうも以前にメモリ異常が発生したようです。そして以前の所有者さんが再ハンダ付けを行なっていたようです。

ホットブローで再ハンダ付けを行い、フラックスの洗浄を行ったメモリスロットです。
角度を変えて撮影したホットブローによる再ハンダ付けの様子です。
元々たっぷりと盛りハンダがしてありました。

見た感じは比較的丁寧にハンダ付けされており、手慣れた印象受けました。ただフラックスなどの洗浄処理が行われておらず、素人さの一面も伺えるものでした。そこでこの再ハンダ付けされたリード線を再度ハンダ付けしました。ハンダゴテは使用せず、コテライザーによるホットブローで行いました。すでにハンダが多めに盛りつけられていることもあり、再度熱でハンダを溶かせばハンダクラックが発生していても解決出来ると考えたからです。

ホットブローで再ハンダ付けを行った後、再度 256MB のメモリカードを二枚装着すると 512MB と認識するようになりました。さらにメモリ試験として memtest86+ を実施しましたが、問題なく動作するようになりました。そしてハードディスクから起動させたところ、インストールされていた Windows2000 も起動するようになりました。


先日 兄弟機種の ThinkPad A22m がハードディスク回路部分の故障で起動しなくなったこともあり、ハードディスクをそのまま移設して使用を開始しました。プロセッサの速度が A22m の 800MHz から A20m の 700MHz と低下していますが、それほど問題となる遅さに感じませんでした。なにせこれより遅いプロセッサのマシンを操作しているので、苦にもなりません(笑)。まだメモリスロット部分が不安なため、しばらく経過観察をする必要がありそうです。

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