HP dc5800SFF を入手しました

インターネット・オークションにて HP dc5800SFF を入手しました。購入のきっかけは、先日メインパソコンへ昇格した NEC MY24R/A-5 の冷却ファンの騒音がやはり気になっていて、新しく Core2Duo のプロセッサを搭載したデスクトップパソコンを探してみた結果がこの dc5800SFF でした。MY24R/A-5 は、他の用途へ使用する予定です。

今回入手した HP dc5800SFF です。

先週の内に届いていたのですが、天候が思わしくなかったことから、天気が回復した本日の掃除となりました。

入手したパソコン類は、いつものように掃除をしますが、今回のものは既に圧縮空気によるホコリ落としが行われていました。そのため、内部は比較的綺麗でした。いわゆる綿ぼこり類はありませんでした。ただし指に先で筐体やマザーボードの表面を撫でると汚れが指先着く状況でした。

筐体の蓋を開いたところです。

早速分解をしました。dx6100ST などで HP 社のパソコンの分解掃除を経験しているので、過去の経験だけで問題なく分解ができました。

HP 社らしい内部構造となっていました。

ドライブ類やマザーボードなどを丁寧に取り外しました。筐体のシャーシ部分だけとなったところで、筐体の水洗いを行いました。金属製品なので食器洗い用中性洗剤を使用して洗浄しました。

電子部品をすっかり取り外した筐体です。

中性洗剤で水洗い中の筐体です。

次に取り出したマザーボードの表面を水分で湿らせた刷毛などで丁寧にホコリを拭きとりました。今回は冷却フィンとプロセッサの間は分割しませんでした。

マザーボードの表面も綺麗に掃除をしておきました。

電源ユニットの中にある冷却ファンを掃除するために、電源ユニットの蓋の部分を開けて冷却ファンを取り出そうとしました。しかしプリント印刷基盤などを取り出すなどのかなり分解を行わないと取り出せそうにありませんでした。そこで水分で湿らせた筆を使って、羽根を一枚ずつ綺麗にしました。

電源ユニットの冷却ファンの掃除の様子です。

水洗いをした筐体が乾燥したところで組み立てを行いました。入手したときにはハードディスクは付属していませんでしたが、足長のネジが四本ほどテープでハードディスクの装着場所に止めてありました。このネジを使ってハードディスクを固定するようですが、なんか事情が変です。今までの HP 社のパソコンもヘックスグローブのネジをハードディスクの側面の四カ所のネジ穴に単純に差し込んで、このネジを支えにして、筐体のハードディスクを受ける金具へ差し込む構造となっていました。しかし、この dc5800SFF では、どうもネジだけではなく、何らかの円形のスペーサのようなものと一緒に固定するようです。現在のままでは固定は不可能と判断して、単純にハードディスクをそれらしい位置に置いておくだけとしました。ノートパソコンのように移動させませんので、これでも十分かもしれません（苦笑）。

ハードディスクを固定するのに必要なスペーサ類が不足しているようでした。

最終的に組み立てて、動作確認を行なってみましたが問題無さそうでした。そこで MY24R/A-5 に搭載していたハードディスクとビデオカードをこの dc5800SFF へ移設しました。が・・・ビデオカードが上手く装着出来ないのです。どうもマザーボード上のソケットと筐体のスロットを受ける部分の距離が微妙に近づき過ぎていて、無理やり装着しようとするとビデオカードのプリント印刷基盤が曲がってしまう状況でした。そこでスロットへ固定するハンガーの金具を取り外して装着することとしました。ビデオカードは PCI-Express のソケットだけで固定しているという不安定な状況となってしまいました。なおマザーボードを固定するねじ類を緩めてマザーボードを位置を調整してみましたが、やはり距離が近すぎる問題は改善することができませんでした。殆ど動かす機会がないパソコンでもあるため、この不安定なまま使用することとしました。

掃除が終わった直後の dc5800SFF です。

 フロント部分にある大きな冷却ファンがゆったりと回転しながら空気を送っている構造となっており、MY24R/A-5 よりも冷却ファンの回転音が気になりません。何か一つアクションを起こす度にブーンと回転音が一時的に大きくなるのはやはり気になるものでした。ビデオカードの固定の問題やハードディスクの固定の問題など問題点がありますが、これからメインパソコンとして使用します。