2014年12月9日火曜日

YAMAHA RT56v を入手しました

ヤマハ社の VoIP 対応 ブロードバンド・ルータである RT56v をインターネット・オークションにて入手しました。

今回入手した YAMAHA RT56v です。
RT56v の背面の様子です。

RT56v は、VoIP サーバの Asterisk に接続することができる ATA (アナログ・テレホン・アダプタ)機能を有しています。それもアナログ電話機が三台まで接続できるのです。ルータとしては、すでに時代遅れ機種ですが、この ATA 機能を目的として入手してきたわけです。

RT56v の背面の端子の様子です。
アナログ電話機が三台まで接続できる特徴があります。

早速、入手した RT56v を家庭内の LAN へ接続した後、自宅サーバの Asterisk へ登録してみました。もちろんの事ですが、ちゃんと通話ができました。私が所有しているヤマハ製の他機種のルータ(RT57i と RTA55i)と同様に設定することができました。同じメーカの製品群なので、ユーザ・インターフェースがほぼ同じ設計となっていることに好感がもてました。

Asterisk 経由の VoIP 通信の通話音質は良好でした。ただ WAN 端子側で Asterisk サーバに接続していると、パケット・フィルタリングの処理の関係で、データの通信量が多い時には音声の遅延が発生することがありました。ただし RTA55i の時のように音声自体が途切れ途切れな感じに劣化することはありませんでした。この RT56v を ATA (アナログ・テレホン・アダプタ)として使用する人は、Asterisk サーバを LAN 端子側で通信するように設定する方が好ましいと思います。もちろん私のように単純に ATA 機能しか使用しない人にとっては、VoIP で使用するパケット通信量は限られていますので、WAN 端子側でも LAN 端子側でも通話に問題が出るとは思われません。

この RT56v の実力を知りたくて、通信転送速度を計測してみました。いつも行なっている無線 LAN アダプタの通信転送速度の計測と同じ手法で行いました。WAN 端子側から LAN 端子側へ FTP 転送でデータをダウンロードして、その通信転送速度を計測するものです。およそ 100MB のファイルを5回ダウンロードしてその平均値を求めました。参考として同じヤマハ社の RT57i と RTA55i を同じ環境で測定して比較してみました。結果は下記のとおりです。

通信転送速度を計測した三機種です。
左から RT56v, RT57i RTA55i です。

★ 通信転送速度の計測結果 ★
RT56v   1,031 KB/s ( 8,250 Kbps)

RT57i  11,322 KB/s (90,579 Kbps)
RTA55i  1,020 KB/s ( 8,165 Kbps)

測定条件:ルータの初期化を行い、特段のパケットフィルタリング処理などを行わず、WAN 側を自宅内 LAN へ DHCP 接続した上で、LAN 側に通信転送速度の計測用のパソコンを接続しました。

RT56v は RTA55i とほぼ同じ通信転送速度となっていました。RT56v も RTA55i も2002年の発売だそうですので、同じ世代の設計ということなのでしょうか? それに比較して、2003年に発売された RT57i は、さすがに高速化されたものとなっていました。

これでヤマハ社の VoIP 対応ルータのコレクションがまた一つ増えました(笑)。今後、RTA54i や RT58i を入手したいと思っています。


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