2014年11月17日月曜日

ThinkPad i 1476 (2611-476) を入手しました

インターネット・オークションにて ThinkPad i シリーズ 1476 (2611-476) を入手しました。筐体の一部が破損している状態のもので、マシンを振ると内部で壊れた部品がかすかに音を立てているのか聞こえるものでした。さらに電源アダプタが欠品ということで、動作確認もされていないというものでした。到着して電源を投入するまで動作するか?どうか?不明でした。しかし運良くマシンは立ち上がりしました。

今回入手した ThinkPad i 1476 (2611-476) です。
左奥のヒンジカバーや液晶パネルに割れが発生しています。

やはり古いマシンのため、CMOS 用の電池が消耗しているようで、起動画面で停止して警告が表示されました。リターン・キーでそのままマシンの立ち上げが続行できたので、とりあえずの動作確認は出来ました。

CMOS 用電池の消耗を知らせる警告です。
CMOS 電池には筐体の分解が必要なようで、簡単に交換出来ないようです。

CMOS 用の電池の警告の後、立ち上がったのは Windows 98 でした。ハードディスクの中には、まだ個人情報が残されたままの状態となっていました。今後ハードディスクの検査のときに消去しようと思っています。

起動させると Windows98 が立ち上がりました。

この後、一旦電源を落として、メモリ試験のために memtest86+ を起動させてみました。動作確認をしてみると、メモリエラーが発生します。それもかなり重症のようで、メモリエラーの表示を出したまま、マシンが停止してしまいました。

memtest86+ でメモリ試験を行なっているところです。
エラー発生と同時に動作が停止してしまいました。

底面にあるメモリスロットを確認すると 128MB のメモリが二枚挿入されていました。一枚ずつメモリ試験を行なってみると、一枚のメモリでエラーが発生することが判明しました。どうも動作状況がメモリ試験を行なってメモリカードが暖かくなってくるとエラーを発生しているようなので、もしかするとメモリチップのハンダ割れの可能性もあります。今後時間のあるときに再ハンダ付けを行なってみたいと思っています。

二枚の 128MB メモリカードのうち、一枚でエラーが発生していました。

ここでメモリカードの脱着で発見したのですが、メモリソケットの片方の金属の固定する爪が筐体の部品に接触して動作しない(メモリカードに爪が刺さったまま動かない)ことが判明しました。メモリカードを固定する爪に当たる部分をニッパーで切断することによって、爪と筐体の干渉を改善しました。どうも設計時点からのミスのようです。

メモリソケットの固定爪が筐体に接触して動かなくなっていました。

ここでメモリを 128MB ✕二枚から、256MB ✕二枚へ載せ替えてみました。今までの ThinkPad i シリーズの 1400 番台のものは 256Mbit のチップを搭載した 256MB のメモリカードを認識して、それも 512MB にすることが出来ていたので、この ThinkPad i 1476 でも動作するのか確認してみました。

両面 8 チップの 256MB メモリカードを二枚装着したところです。

するとちゃんと 512MB と認識して、メモリ試験も問題なく通過しました。

256MB ✕ 2 枚= 512MB でメモリ試験を行なっているところです。

メモリをたっぷり 512MB 搭載することが出来たので、Puppy Linux 5.7.1 JP をライブ CD で起動させてみました。ちゃんと起動して、動作も問題ないようです。しかしさすがにプロセッサが Pentium II (366MHz) という旧世代のものですので、起動するまでにやたらと時間がかかりました。またメモリ速度も 84MB/s と遅めになっています。これがこのマシンの限界のようにも感じました。今後 CMOS 電池の交換などを行なってみたいと思っています。

Puppy Linux 5.7.1 JP を起動させたところです。

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