2014年11月1日土曜日

故障していた NX8-64M EDO-RAM を修理しました

先日 故障した状態で入手していた二枚のバッファロー NX8-64M EDO-RAM を再ハンダ付けして修理しました。 やはり、この当時のハンダ付け技術なのか?ハンダ素材の問題なのかは不明ですが、ハンダ割れが発生することが多いようです。
Buffalo EDO-RAM NX8-64M を二枚入手しました
http://near-unix.blogspot.jp/2014/10/buffalo-edo-ram-nx8-64m.html

入手時から故障していた二枚の NX8-64M です。
左が日立製チップ、右が NEC 製チップ

再ハンダ付けは、メモリチップのリード線を一本ずつハンダゴテを当てて、ハンダを融解して固定する作業をひたすら繰り返しました。フローハンダ用のハンダ素材が使われているためか、粘りが多めのハンダ素材が使われているようで、並んでいるリード線を横方向に向かってハンダゴテを滑らせて再ハンダ付けをしようとすると、ハンダブリッジが大量発生してしまいます。面倒でも一本ずつハンダゴテを当てて再ハンダ付けをする方がよい結果が得られるようです。またハンダブリッジの修復作業を行わないために、結果として全体の作業時間も短いようです。

まず最初にメモリカードの認識はしたけれども、ブート時のセルフチェックでメモリエラーとなって、BIOS 画面から先に進まなかった日立製のメモリチップのものから再ハンダ付けを行いました。

ThinkPad 380X へ装着した修理品の NX8-64M です。

memtest86+ によるメモリ試験を二回通過しました。再ハンダ付けで復活しました。メモリアクセスが続く状態で、メモリチップが発熱する状況においてもエラーが発生していないので、再ハンダ付けは成功しているようです。

memtest96+ によるメモリ試験は二回通過するところまで行いました。

次にメモリチップを認識せず、起動時にいきなりエラーとなってしまった NEC製のメモリチップが載ったものを再ハンダ付けしました。

もう一つ修理品の NX8-64M を ThinkPad 380X へ装着したところです。

このメモリカードも再ハンダ付けで復旧しました。memtest86+ のメモリ試験もちゃんと通過しました。

NEC 製チップの NX8-64M もメモリ試験通過しました。

これで二枚の NX8-64M が増えることとなりました。これで EDO-RAM を使うノートパソコンが増えても大丈夫です。ただ NX8-64M は、インテルの i430TX などのチップセット搭載機でないと動作してくれないのが辛いところです。

修理品の NX8-64M をメモリ試験中している ThinkPad 380X です。

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