2014年10月8日水曜日

ThinkPad R32 メンテナンス 液晶パネルとネジ

昨日に引き続き ThinkPad R32 のメンテナンスを行いました。

殆ど復活した ThinkPad R32 の姿です。

まず液晶パネルですが、割れていた部分はエポキシ接着剤でがっちり固定されているはずです。それでも恐る恐るネジを締めました(笑)。液晶パネルを組み立てたところで、筐体と繋がる足の部分を持ってねじってみましたが、接着した部分に影響はなさそうでした。

接着剤がしっかり固着したところで液晶パネルの組立を行いました。
液晶パネルの背面の様子です。
結構傷だらけで、手荒な扱いを受けてきたことを物語っています。
割れていた部分の拡大写真です。
少し接着剤がはみ出していて、接着部分がよく判別できます。

昨日までに組み立てていた筐体(ネジなし)へ液晶パネルを取り付けて、液晶パネルの開閉を何度か行なってみました。接着した部分が再び割れてしまうことはありませんでした。ただ今後の経過観察が必要だと思われます。

液晶パネルの割れていた部分はすっかり固定されていました。

そして電源を投入して動作状況を確認してみました。

仮組みの状態でマシンを起動させてみました。

何と!電源を投入した瞬間ビープ音が鳴り響きました。短く1回+短く3回のものです。メモリカードを未設置などのときにも鳴るエラーですが、ちゃんとメモリカードは設置済みでした。ただエラーは発生しますが、その後は何事も無かったかのようにマシンが動作するのです。

これは再分解が必要となるのではないかと、困っていました。メモリカードを他のものに交換したり、CMOS 電池の電圧を測ったりしていました。もうダメだと思って分解するために CD ドライブを外したところ、ビープ音が鳴らなくなってしまいました。どうも CD ドライブがちゃんと挿入されていなかったようです。その後、CD ドライブを再度挿入し直してもビープ音が鳴ることはありませんでした。

ここで作業を一旦終了して、この ThinkPad R32 で使用するネジを購入することとしました。近くの日曜大工店には M2.5 x L10 というネジの在庫はありませんでした。通常の日曜大工店には M3 のものから取り揃えているようです。

ということで品揃えが豊富な東急ハンズへ出かけてみました。すると M2.5 のネジは無く、M2.6 のものなら在庫がありました。そこでこの M2.5 x L10 のものを購入してみました。最悪表面を 0.1 ミリ分ほど削ろうかと思っていました。

購入した M2.6 x L10 のネジです。

念の為、ThinkPad R32 に取り付けられていた M2.5 のネジと今回購入した M2.6 のネジの直径をノギスで計測してみました。
  • M2.5 = 直径 2.4mm
  • M2.6 = 直径 2.5mm
となっていました。やはりちょうど 0.1 ミリほど直径が太くなっていました。

恐る恐る購入してきた M2.6 のネジを ThinkPad R32 のネジ穴に挿入してねじ回して回してみました。受け手が真鍮のスリーブのものは、難なくネジ止めすることができました。しかしマグネシウム合金のフレームへネジ止めする部分では若干鈍い感触が手に伝わってきました。おそらくネジ穴が拡張されてしまったものと思われます。

ネジと一緒に付属していたスプリングワッシャと一緒にネジ止めしてみました。
ネジ穴が浅いところが二箇所あり、この部分ではワッシャなしでネジ止めしました。

わずか 0.1 ミリですが、規格外のネジを無理やりねじ込んでいるので多少の無理が生じていると思います。今回 M2.6 のネジをねじ込んだ部分は、以前の ThinkPad 純正の M2.5 のネジをねじ込んでも緩みやすいなどの症状が発生するものと思われます。今後は新しい M2.6 のネジだけを使用するように注意する必要がありそうです。

筐体底面のネジ7箇所をすっかりネジ止めを行なって、更にキーボードも2箇所をネジ止めしてマシンを組み上げました。ここで再度電源を投入して動作確認を行いました。ちゃんと各部とも問題なく動作をしているようです。

失っていたネジを新しい M2.6 ネジで補って組み立てました。

後残る問題はキーボードの F6 キーの欠落だけです。他のマシンのキーボードも同じパンタグラフを使用しているものがあれば交換できるのですが、該当するものが手持ちにあるのかこれから探してみる予定です。ただ現実問題として F6 キーを使用する場面が殆どないことからこのまま放置しても問題ないのかもしれません。もうちょっと考えてみたいと思っています。

欠損している F6 キーの様子です。

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