2013年11月30日土曜日

ThinkPad G41 の排熱にびっくり

ここ数日ずっと ThinkPad G41 を使っています。私が二台所有している ThinkPad G41 のうち、プロセッサが Pentium 4 (532) 3.06GHz のもの (2881-5GJ) の方です。

さすがにデスクトップ用のプロセッサ(Hyper-Threading 機能付き)を搭載していることから、普通にデスクトップ・パソコンの置き換えに使えています。Debian Wheezy もそこそこ軽く動きます。

大変満足している ThinkPad G41 なのですが、さすがに気になるのがプロセッサ類の冷却ファンの動作です。本機には、大小二個の冷却ファンが搭載されています。もう一台の ThinkPad G41 (2881-R21) には、動作速度の遅いプロセッサが搭載されているためか、発熱も少ないようで冷却ファンが一個のみとなっています。

ThinkPad G41 (2881-5GJ) の冷却ファン
ThinkPad G41 (2881-R21) の冷却ファン

今回気になるのが、二個の冷却ファンが常に風切り音を立てて回転しているのが耳に届くことです。それも動画などを閲覧する訳でもなく、単純にアイドリング中にそこそこの回転数で回転しているようです。もしろん YouTube などの動画を閲覧すると冷却ファンの回転数が上昇してうなり音を立ててきます。左奥の排熱口からは熱風が吹き出してきます。このところ真冬日が続いていましたが、この寒さの影響をまるで受けないかのようです。おかげで手がかじかむこともありません(苦笑)。これが真夏日だったらと思うと、一体どうなってしまうのだろうか?と考えてしまいます。かつて本機を所有されていた人は無事に使用されていたのか心配してしまいました。

ガンバレ冷却ファン!

私は ThinkPad の収集を目的としているので、真夏日で動作が不安定になりそうなときには使用しなければ何ら問題ありません。どんなパソコンも実際に使ってみなければ解らないことも多く、今回こんな爆熱な機種もあるんだなぁ〜と知識が深まりました(笑)。

2013年11月29日金曜日

なぜか debian へ先祖返り

古い ThinkPad 用に Puppy Linux や Knoppix などをインストールしてきました。最近では LinuxBean もなかなか良いのでは?と思いつつあります。

さすがにプロセッサが Pentium 3 以前の ThinkPad は動作条件が厳しいため、動作が非常に緩慢となってしまう機種もあります。

しかし Pentium 4 以降の機種で考えると上記の三つの OS はどれも快調に動作しています。

がしかし、Pentium 4 以降の機種は我が家ではまだまだ実用的使っている ThinkPad なので、セキュリティの問題などを考えると OS のメンテナンスも考える必要があります。銀行口座の手続きやネット通販の手続きなどを行うことも多いので心配です。

そのために事情がよく解っている debian への先祖返り?となってしまいます。Wheezy となってデスクトップが gnome3 にアップグレードして以来、動作速度や使い心地の面で遠ざかっていることが多かったのですが、結局 debian に戻ってしまいました。これが debian の安心感というところでしょうか?(笑)

この記事を書いている ThinkPad G41 も debian Wheezy を使って書き込んでいます。やっぱり使い慣れたもの(OS)が一番なのでしょうか。

2013年11月22日金曜日

ThinkPad 535X のバッテリ再充電と画面フリッカー

再充電シリーズではありませんが、昨日の ThinkPad 235 のバッテリが放電状態になっていたので、同様にバッテリが比較的早く消耗しやすい ThinkPad 535X のご機嫌伺いをしてみました。

バッテリは 10% ほど残っていました。危うく完全放電をさせてしまうところでした。

バッテリを充電しながら ThinkPad 535X を使い続けていると、いつものように液晶パネルの明るさが時折チカチカとします。いわゆるフリッカー状態です。ネット上の情報でも、バッテリの充電が少ないときに ThinkPad 535X に限って発生するようです。私はまだ ThinkPad 535 や 535E を所有したことがないため、フリッカーの有無について確認していません。

ただいつもであれば充電が完了するころにはフリッカーが治まるものなのですが、どうも様子が変で、充電が進んでもフリッカーが発生し続けるのです。

バッテリは 100% 充電になることはなく、80% 充電でこれ以上充電が進まない状態までに劣化(消耗)しています。この劣化のためか? 80% 充電の状態でフリッカーが発生するのです。予備で所有しているバッテリは 100% まで充電が可能で、こちらはフリッカーが発生しません。またバッテリを外した状態でもフリッカーが発生しません。

このことから、今までよく使っていた 80% まで充電できるバッテリと関係性がありそうです。もともと充電が十分でないときにフリッカーが発生するのは ThinkPad 535X の特徴のようなのですが、このフリッカーが発生すること自体がそもそも問題ではないかとも思われます。しかし古い製品ですし、当時からメーカー側も製品上の特性ということで問題視していないようであったようで、この問題の根本解決方法はないようです。そのため残された対策としては、フリッカーの症状が発生しないバッテリを使用するか、それともバッテリを外して使用するしかないようです。

インターネット・オークションでも入手困難にある ThinkPad 535 シリーズのバッテリを大切に使って行きたいと思っていただけに、今回のバッテリの劣化(消耗)は残念でなりませんでした。今後、入手するかもしれない ThinkPad 535, 535E のために 80% バッテリは保存しておこうと思っています。

2013年11月21日木曜日

ThinkPad 235 のバッテリ再充電

久しぶりに ThinkPad 235 に電源を入れてみました。いわゆるパソコンのご機嫌伺いです。

なんとバッテリが完全に放電していました(涙)。

以前から気になっているのですが、左右にバッテリを装着して満タン充電を行った状態で外部電源を接続しないで放置しておくと一ヶ月程度で完全に放電しきってしまうのです。まだ所有している個体しか ThinkPad 235 を触ったことがないため、これで正常なものか?いつも気になって仕方がないところです。

ThinkPad 235 を常に使う状態であれば、外部電源も頻繁に接続することもあるため、バッテリの消耗は気にならないところですが、すでにコレクションとして保存している状態では、外部電源を接続したまま放置しておくことも難しいため困っています。

いやはや何かよい方法はないものでしょうか?

2013年11月19日火曜日

懐かしのパンチカード

古本を処分しようと思って整理をしていたところ、古本の間から昔なつかしいパンチカードを発見しました。写真のように FORTRAN 用のカードのようです。栞として使っていたようです。


確か私が大学生の時にコンピュータ実習というか電算機実習で使ったものだと思います。昭和50年代の話です。

カードに穴を開ける機械で一所懸命カードに命令やデータを入力していました。カード一枚が命令一行となります。確か機械はブラザーとかジューキなどのメーカーだったように記憶しています。

講義の間などの待ち時間を使っては、パンチカードにデータを入力していたのですが、命令やデータの行数が多いと当然カードの枚数も増えていって、一抱えでは持ち運べないほどになっていたことも覚えています。そしてうっかり床に落としてしまってカードがバラバラになって涙目になってしまったことも良い思い出です(笑)。

このカードの取り扱いは、必要なカードを一式作った後、電算機室の職員さんへ手渡して実行してもらうものでした。いわゆるバッチ処理です。確か年度の途中で、職員さんに手渡しにする方法から、パンチカードのカードリーダーへ自分でセットして読み込ませる方法に変わったと思います。バタバタと音を立ててカードを読み込む様子に興奮したものでした。そして結果はスタックフォームと呼ばれるミシン目が入った連続紙で印刷されたものを職員さんから受け取る方法でした。今あるパソコンから使い始めた人には別次元のものでした(笑)。

今日はパンチカードの発見でタイムスリップ感覚を楽しむことができました!

samba 3.6.20_1 へアップデート

FreeBSD の ports へ samba 3.6.20_1 へのアップデートが到着していました。現在のバージョンが 3.6.18 なので 3.6.19 を飛び越して 3.6.20 へアップデートしたようです。おそらく 3.6.19 には何らかの問題があったため、すぐにアップデートが行われたようです。

perl 5.16.3_3 へアップデート

FreeBSD の ports へ perl 5.16.3_3 のアップデートが到着していました。

毎度のように portupgrade で更新を行っておきました。現在のところ問題なく動作しているようです。

2013年11月17日日曜日

icedove 17.0.10 へアップデート

表題(タイトル)のまんまなのですが、debian wheezy においてメールクライアントの icedove が 17.0.10 へアップデートしました。

私のところではとりあえず正常に動作しています。

日本語パックも正常にアップデートされたようで、表示も問題ありませんでした。ただし何故か初回起動時のみ「受信トレイ」などが「Inbox」などと英語表示されていましたが、二回目以降の起動では日本語表示となっていました。

2013年11月15日金曜日

ThinkPad i 1620 の CMOS 電池交換

しばらく触るを忘れていた ThinkPad i 1620 を使用したいと思って電源を投入したところ、BIOS 画面へと勝手に移行してしまいました。日付などが初期化されていて、 CMOS 電池の消耗のようでした。そこでこの CMOS 電池の交換を行ってみました。

ThinkPad i 1620 の底面にあるメモリ拡張スロットの蓋を開くと、CMOS 電池が見えてきます。ThinkPad で多く見られる黄色いカバーではなく、黒いゴム状のカバーとなっているのが特徴です。この黒い CMOS 電池を取り出してカバーを引き剥がしてみました。

すると中からは CR2025 のリチウム電池が出てきました。ちょうど手持ちに CR2025 があったので、そのまま電極を剥がして新しい電池へ付け替えました。

CMOS 電池の交換後に再度電源を投入すると、再び BIOS 画面へと移行しました。ここで簡単に日付と時刻を設定して、BIOS 画面を終了して OS の Knoppix を起動させました。

無事起動が完了したら、電源を落として、充電バッテリや外部電源などを外してしばらく放置した後、再び電源を投入したました。BIOS画面へ勝手に移行することなく、Knoppix が起動しました。時刻も問題ないようです。無事に CMOS 電池が交換できたようです。

ThinkPad A22m A22e の起動不良のその後

ThinkPad A22m と A22e の起動不良について、継続観察を行った結果です。

まず最初に A22m はバッテリの満充電かどうか、外部電源を接続していたかに係わらず、ランダムに起動不良が発生するようです。何かをしたら起動不良となる引き金を見つけ出すことができませんでした。

しかし A22e については、私が所有している個体に限って言えば、外部電源を接続してバッテリを接続したまま満充電の状態にすると起動不良となるようです。一度起動不良となるとバッテリの有無に関わらず、しばらく起動不良が続くようです。バッテリを取り外した状態で外部電源だけで使用している状態では、起動不良は発生しませんでした。そして外部電源を接続して、バッテリを満充電をしたままの状態を放置すると起動不良となることは数度に亘り再現できました。

おそらく似た部品構成と回路でできていると思われる A22m と A22e で差が出てしまいました。原因はもちろん不明です。これからも手がかりになる事象が発見されれば、再度このブログにて取り上げてみたいと思っています。

2013年11月9日土曜日

ThinkPad A22m のバッテリ起動不良説は誤り

昨晩 ThinkPad A22m の起動を確認した後、バッテリを外したまま外部電源をつないだ状態で一晩放置しました。

今朝、A22m の起動を確認すると起動しませんでした(涙)!

結果としてバッテリが満タン充電となると起動不良となる説は間違いでした。

そして外部電源を外して放置した後、夕方再び電源を投入するとちゃんと起動しました。

起動不良を引き起こす引き金は「外部電源を接続したまま、放置すること」でしょうか? もう訳が解りません。もう少し観察を続けたいと思います。

それと ThinkPad A22e の方も起動が復活していました。今度はこの A22e のバッテリを外して放置した後、再び起動不良となるかどうかを確認したいと思っています。

2013年11月8日金曜日

ThinkPad A22m, A22e 何故か復活、そして起動不良

11月6日の記事で ThinkPad A22m の起動不良を報告しましたが、何故か起動するようになっていました。

試しに起動不良に落ちいていた ThinkPad A22e も確認してみたところ、こちらも何事もなかったかのように起動してしまいました。

??????????
 ただしばらくするとどちらも再び起動不良となってしまいました。

もう訳が解りません。

ただ思い当たることが一つあります。それは、バッテリの満タン充電です。

A22e もバッテリが充電中の間は問題なく起動することができました。しかし一晩明けてバッテリを充電したままの状態のまま起動させうようとすると起動しませんでした。

どちらの機種も満タン充電の状態で外部電源を接続したまま電源を投入すると起動不良の症状を発生するように感じます。その後、外部電源を中止したり、バッテリを外しても起動不良の症状が続きます。ここで因果関係の追求が停止してしまうところです。もう起動しないのでどうしようもないのです。

ただ今回は同じ A22 シリーズの二機種にて同様の症状が発生していることからしばらく、この二機種の電源不良について経過観察を行なってみたいと思っています。

経過観察のポイントはバッテリの満タン充電が起動不良のきっかけ(引き金)になるのかということです。

現在 A22m は再び起動する状態となっています。バッテリを外した状態で起動しています。このままバッテリを接続しないで外部電源のみで使用を続けた場合、再び起動不良となってしまうか?を観察してみたいと思っています。

そして一時的に復活していた A22e についても、再び起動が回復するようになれば、バッテリを外して外部電源のみで運用を続けて起動不良が発生するのか観察してみたいと思っています。

2013年11月7日木曜日

apache 2.2.25_1 へアップデート

このところ動きのなかった FreeBSD の apache (ウェブサーバ)にアップデートが ports へ到着していました。いつものように portupgrade で更新をしておきました。

どのような不具合点の改良を行ったのかは不明ですが、とりあえず我が家では順調に動作しています。

2013年11月6日水曜日

ThinkPad A22m が起動不良

とうとう我が家の ThinkPad A22m にも起動不良の症状が発生するようになりました。

今年の夏に同シリーズの ThinkPad A22e の起動不良を報告いたしましたが、ThinkPad A22m にも同様の起動不良の症状が発生しました。

電源ボタンを押すと、一瞬各種 LED が点灯するのですが、すぐに電源が切れてしまうものです。

どうも ThinkPad A22 シリーズの持病とのことで、諦めるしかないようです。どこかはっきりと不良の部品が特定できるのであれば交換をしたいところですが、 ThinkPad A22e で何度も分解組立を繰り返した結果、原因箇所を特定できなかったという苦い経験もあるため、ThinkPad A22m も分解してみるかどうか思案中です。

何か進展がありましたら報告します。

iceweasel 25.0 登場

iceweasel ( firefox ) が順調にバージョンアップを行なっているようです。mozilla.debian.net へ iceweasel 25.0 のバージョンアップが届いていました。アップデート・マネージャに通知が到着していたので、更新を行なっておきました。

iceweasel を再起動してみたところ、日本語パッケージも問題なく更新が行われていました。現在のところ問題なく動作しているようです。もうインターネット・ブラウザも安定期に入ったようで、バージョンアップでトラブルが発生しにくくなったようです。


2013年11月3日日曜日

ThinkPad i 1620 へ Knoppix をインストール

メンテナンスを行った ThinkPad i 1620 へ日本語版 Knoppix 7.2.0 をインストールしました。インストールしたバージョンは、ライブ CD の部屋さんのものを使用しました。いつもありがとうございます。
参考 URL ライブ CD の部屋
http://simosnet.com/livecdroom/index.html

冒頭では簡単に Knoppix をインストールしたと記述しましたが、意外と難関でした。まずはその経緯からです。

■USB メモリ起動不可
まずは USB メモリへ上記のライブ CD の部屋さんの Knoppix 7.2.0 をインストールしたものを使って ThinkPad i 1620 を起動させようとしました。ウルトラベースへ本機を搭載してフロッピードライブへ PLoP Boot Manager をインストールした起動ディスクから起動させてみました。しかし USB ソケットへ挿入した USB メモリから何故か起動しないのです。USB マウスを接続すると移動認識用の LED ランプが点灯していることから電源は供給されているようです。PLoP Boot Manager のドライバが USB ドライブを認識してくれないようです。

■CD ドライブから起動
そこで CD-R へ焼き付けた Knoppix 7.2.0 を起動させて、そこからハードディスクへのインストールをすることとしました。しかしメンテナンスの確認の時にはちゃんと起動してくれた Knoppix が起動してくれないのです。一応デスクトップ画面が表示されるところまではちゃんと起動するのですが、画面下部にあるメニューバーが表示されたり、消えたりすることを繰り返しているのです。どうも BIOS のアップデートで動作条件が変化した模様です。今回の起動は BIOS のアップデート後に初めてのことですので、 BIOS に原因がありそうです。

そこで Knoppix を諦めて Puppy Linux を CD ドライブから起動させてみました。Precise-5.5.0 や 4.3.1 (2012) はちゃんと起動してくれましたが、PC カードスロットへ起動の時からネットワーク・アダプタを挿入していないとカードを認識してくれない現象が発生していました。これでも一応は起動して使用出来る状況になるため Puppy Linux をインストールすることを考えました。

■ACPI の問題
しかしこのまま Puppy Linux をインストールしてしまっては、この ThinkPad i 1620 は使用範囲の狭い機種となってしまいそうなので、Knoppix で思いつく対策をしてみました。

それが、Knoppix の起動時にオプションで ACPI の設定をすることでした。定番の acpi=off で起動させてみました。
boot: knoppix acpi=off
すると今度はちゃんと起動完了して、デスクトップ画面も異常なく表示されるようになりました。もちろんメニューバーの点滅もありません。しかしこの acpi=off のオプションでは、ハードディスクを見失ってしまうようです。そのため CD 起動はできるのですが、ハードディスクへインストールすることができないのです。

そこで acpi=force のオプションで起動させてみました。
boot: knoppix acpi=force
するとこのオプションでもちゃんとデスクトップの表示も完了して、ハードディスクも認識してくれました。これでようやくハードディスクへのインストールを行うことができました。

■GRUB 起動オプション
今回のハードディスクへのインストールで初めて知ったことですが、GRUB のメニュー・オプションにも自動的に acpi=force が付加されていることに気づきました。ハードディスクへインストール後に再起動させる時、acpi=force のオプションを付加しようと GRUB を手動で編集しようとしたところ、すでに付加済みだったのです。意外と細かいところまで心配りがされているようです。

■使用感
プロセッサ:Celeron 500MHz、メモリ 320MB での動作状況ですが、やはりスワップが発生すると少し動作が緩慢となってしまう感じがしますが、まずまず使用出来る範疇の使用感だと思いました。なおブラウザは iceweasel (Firefox) から iceape (SeaMonkey) へ切り替えました。Puppy Linux でさんざん SeaMonkey を使用してきましたが、Iceweasel より動作が軽快な感じがします。古い機種のパソコンには iceape (SeaMankey) がお似合いのようです。

2013年11月2日土曜日

ThinkPad i 1620 の BIOS アップデート

ThinkPad i 1620 の BIOS のアップデートを行いました。

レノボ社の ThinkPad のウェブサイトから BIOS のアップデート・プログラムをダウンロードしてきました。ThinkPad X20, X21, i 1620 の三機種の BIOS アップデート・プログラムが共通となっていました。どうも同じハードウェア設計となっている模様です。

入手時の BIOS のバージョンの様子です。

BIOS アップデート用フロッピーディスクを作成した後、本機にて起動させました。いつものように BIOS アップデートプログラムが起動をして、BIOS の書き換えを行いました。

BIOS アップデート・プログラムです。
フラッシュ ROM を書き換えているところです。
BIOS を更新した画面です。

しかし意外だったのはエンベッドコードの書き換えでした。今までとちょっと違ったプログラムとなっていました。フロッピーディスクから起動した後、2番を選択すると警告表示となります。ここで NO を選択すると本体のフラッシュ ROM の書き換えが開始されます。三本の進捗バーが一気に伸びてゆくのが見えたかと思ったら、すぐに本体の電源が切れてしまいました。軽いショックを受けました。一瞬何が起きたのか理解できませんでした。

エンベッドコントローラの更新プログラムです。
更新前の警告表示です。
書き換えから脱出するか?の問に NO を選択します。
フラッシュ ROM を書き換えているところです。数秒で終了します。
BIOS もエンベッドコードも更新した BIOS 画面です。

しかし電源を投入して BIOS 画面を確認すると BIOS バージョンとエンベッドコードのバージョンが更新されていました。
BIOS バージョン
(旧) 1.20 (IZET65WW)
(新) 2.25 (IZET9DWW)
エンベッドコード
(旧) 1.19
(新) 1.36

これで最新の BIOS も導入することができました。

さて OS に何をインストールするか現在思案中です。最近は Knoppix を使用することが多くなっていることから Knoppix にするか、いつもの Puppy Linux にする予定です。


ThinkPad i Series 1620 を入手しました。

ガンメタリック筐体の ThinkPad の i Series 1620 ( 2661-2CJ ) をウルトラベース付きで入手しました。

今回入手した ThinkPad i 1620 です。

以前から i シリーズの ThinkPad を一台欲しいと思っていましたが、なかなか入手する機会に恵まれずにいました。ちょうどインターネット・オークションにて本機を安価に入手する機会を得ました。幸運でした。

i シリーズの電源パネルはちょっと華やかな色使いになっています。

今回の ThinkPad i 1620 は ThinkPad X20 に相当する機種です。プロセッサは Cerelon 500MHz と今となってはちょっと貧弱な感じのするものとなっています。入手時はオンボードの 64MB のメモリだけでしたが、すぐに手持ちの 256MB のメモリを追加して 320MB にしました。

入手したときには表面は軽く掃除がしてある程度でした。早速掃除をするために本体とウルトラベースを切り離してみると、ホコリがびっしりと詰まっていました。いきなりくしゃみの連続となってしまいました(笑)。 ただ購入してから一度も取り外して使用したことがないようで、本体底面のゴム足の消耗が全く見当たらず、新品のままでした。

掃除のために切り離したウルトラベースです。ホコリがびっしりと!

またどうも湿気の多い場所で保管をしていたようで、端子類がことごとく錆びていました。この錆の様子を見る限り ThinkPad 560 の悪夢を思い出します。内部まで湿気が回っていないことを願うばかりです。

本体もウルトラベースも端子類が錆びていました。

エアーダスターでキーボードの隙間のホコリを吹き出していたところ、キートップが一個外れてしまいました。どうも当初から外れかかっていたようです。パンタグラフのプラスチック部品が若干変形しているのが確認できました。しかし掃除の後、キートップを取り付けてみたところ、やはりパンタグラフの軸とキートップの支点が上手く咬み合わないようで左側が浮いた形になってしまいました。そこで竹串をパンタグラフの支えにしながらキートップを取り付けたところ、無事取り付けに成功しました。細いプラスチックの部品でできているため、手荒な方法で取り付けると部品を破損してしまうので神経を使います。

空気圧で外れたキートップです。

さて掃除が終了したところで各部の点検をしてみることとしました。メモリについては memtest86+ で検査したところ問題はありませんでした。

しかしハードディスクには異常がありました。一部に不良セクタが存在していました。最初に HGST DriveFitnessTest で試験を行い、その後 HDAT2 にて不漁セクタの置き換え作業(リマップ作業)を行いました。これで不良セクタがなくなり、とりあえず使用出来るハードディスクになりました。しかし、すでに不良セクタが発生しているハードディスクの寿命はそう長くはないと思われます。

セクタ異常が発生したハードディスクです。
HDAT2 にてリマップ作業をしました。

そしてハードディスクで起動させてみたところ、Windows ME が起動しました。どうも以前の所有者さんの個人情婦が若干残っているようであったので、ハードディスク全体を消去することとしました。