2013年10月12日土曜日

ThinkPad 360CE 用に DRAM カードを入手しました

すっかり DOS 専用機となってしまった ThinkPad 360CE 用に DRAM カードを三枚入手しました。

インターネット・オークションにて三枚一組で出品されていた物を落札してきました。写真の三枚ですが、どれも 16MB の容量となっています。二枚は富士通製の FNVNEW161 で、一枚は I-O データ製の JED-16M です。どれも動作確認が出来ていないため、ジャンク品(故障品)として入手しました。ちょっと心配でしたが、三枚とも不良品である可能性は低いとして、一枚でも使えるものがあればラッキーと考えて落札しました。

入手した三枚の DRAM カードです。

さて届いた三枚の DRAM カードの中から I-O データ製の JED-16M から動作試験をしてみることとしました。

I-O データ JED-16M を装着したところです。

ThinkPad 360CE のキーボードを撥ね上げて、フロッピーディスクドライブを抜き取り、DRAM カードスロットへ JED-16M を装着してみました。そしてフロッピーディスクドライブを戻して、恐る恐る電源を投入してみました。ちゃんとオンボードの 4MB と DRAM カードの 16MB の合計 20MB を認識していました。

ここでメモリの試験を行ったのですが、ThinkPad 360CE のプロセッサが i80486 DX のためか、いつも使っている memtest86+ Ver 4.20 が起動してくれません。そこで古いバージョンの 2.11 を使ってメモリ試験を行いました。

memtest86+ 2.11 でメモリ試験を行ったところです。

メモリ試験は無事終了して問題は無かったようです。

引き続いて残り二枚の富士通製 FMVNEM161 のメモリ試験も行いましたが問題なく終了しました。

富士通 FMVNEM161 を装着したところです。

今回入手した三枚の DRAM カードがちゃんと使えることから、もともと装着されていた IBM 純正の 8MB の DRAM カードはやはり不良であったことが判明しました。ThinkPad 360CE 本体には異常はなかったようです。

メモリ試験中の ThinkPad 360CE です。

20MB のメモリ空間を手に入れた ThinkPad 360CE で行ってみたいことがありました。それはフロッピー起動する小さな Linux の BasicLinux 3.50 を使ってみることです。BasicLinux 3.50 はメモリに 12MB を必要としているため、以前の 4MB のメモリでは起動の冒頭部分で停止してしまっていました。この 20MB のメモリによって起動できるはずです。

早速 BasicLinux 3.50 を起動させてみました。まず一枚目のフロッピーディスクを読み込み、二枚目のフロッピーディスクが要求されました。何故かここで二枚目のフロッピーディスクが読み込めなくなってしまいました。デバイス I/O エラーと表示されています。

二枚目の FD が読み込めなくなった BasicLinux 3.50 です。

何度行っても同様の結果のため、フロッピー起動の Linux である BGrescue Linux 1.00 で ThinkPad 360CE を起動させてみることとしました。

しかし二枚組の BGrescue Linux の二枚目のフロッピーディスクの読み込みのときに I/O エラーで停止してしまいました。

二枚目の FD が読み込めなくなった BGrescue Linux 1.00 です。

このことから特定の Linux ディストリビューションの問題ではなさそうです。フロッピーディスクドライブのインターフェースが特異なものなのでしょうか?原因が解りません。

せっかく DRAM カードを入手したところなので、何とか Linux で ThinkPad 360CE を起動させる方法を考えてみたいと思っています。このままでは本当に DOS 専用マシンとなってしまいそうです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。