2013年7月2日火曜日

ThinkPad 380XD を入手しました。

まだ先日入手したばかりの ThinkPad G40 や ThinkPad G41 の整備を始めないうちに、新しく ThinkPad 380XD ( 2635-G0J ) を入手してしまいました(笑)。これで我が家の ThinkPad コレクションがまた増えました。



早速入手した ThinkPad 380XD を雑巾で綺麗に拭き掃除しました。そしてキーボードの部分はエアーダスターで隙間のホコリも綺麗さっぱり吹き飛ばしました。以前のオーナーさんは禁煙者だったらしく、タバコの臭いやヤニの汚れがありませんでした。しかしペット(おそらく猫)を飼っていたようで、キーボードの隙間からホコリと一緒に毛が大量に出来てきました(笑)。きっと猫と戯れながらパソコンを操作していたのではないかと思います。

パームレストの部分は ThinkPad 600 と同様のゴム状塗装となっていました。まだ劣化が進んでいないようでしっかりとした状態を維持していました。


ハードディスクは以前のオーナーさんの手によって抜き取られていました。ハードディスクのカバーやマウンタはちゃんと元の位置に収納してありました。今まで見かけてきた ThinkPad のマウンタとはちょっと構造が異なっていて、プラスチックの枠(ケージ)があるのが特徴です。


電源を入れて BIOS の状態を確認してみました。古いパソコンですので充電バッテリや CMOS 用のボタン電池も完全に放電していました。日付と時刻のエラー表示が出てきました。そして次に進むとカレンダーの設定を行う画面へと移行しました。ここで正しい日付と時刻を設定して更に進むと BIOS の設定画面へと到着しました。

電源を投入すると日付と時刻のエラーが表示されました。
適当に日付や時刻を設定すると BIOS 画面へ移行できます。
これが ThinkPad 380XD の BIOS 画面です。
BIOS のバージョンは ICET31WW 1999-03-12 となっていました。

一通り BIOS 画面を確認した後、セルフテストを行ってみました。テスト結果は、なんとシステムボード(マザーボード)にエラーが表示されていました(涙)。CMOS 用のボタン電池の放電によるものであれば電池の交換で改善出来るのですが、現時点では原因は不明です。

システムボードにエラーが発生していまひた。

底面の拡張メモリ・カバーを開いてみると黄色いボタン電池を発見しました。電池を取り出そうとするとシステムボードからなかなか剥がれません。やっと取り出してみると、両面テープで固定してありました。手持ちの CR2330 が無かったので、今後入手して交換をしたいと思っています。

拡張メモリ・カバーを開くと CMOS 用電池がありました。
CNOS 用電池はシステムボードへ両面テープで固定されていました。

そして底面にあるリチウムイオン充電池です。これも完全に放電してしまっているようです。そして数時間ほど充電を行ってみましたが電圧がゼロ・ボルトのままでした。そして充電中はパソコンの内部からキュイーンという耳障りな音が周期的に鳴り響いていました。このリチウムイオン充電池を抜き去ると異常な音が鳴らないため、このリチウムイオン充電池の故障のようです。このリチウムイオン充電池を取り外して運用するしかないようです。

故障しているリチウムイオン充電池です。

これらの確認の後、フロッピーディスクで MS-DOS を起動させてキーボードの入力確認などを行ってみました。セルフテストではシステムボードにエラーが発生していましたが、主要なところは問題なく動作しているようです。今後 CMOS 用ボタン電池の交換を行うなどの整備を行ってみたいと思っています。

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