2010年12月24日金曜日

結局ファイルサーバー交代しました


先日ギガビット対応のネットワークカードとハードディスクの追加を行おうとしていたファイルサーバーの IntelliStation Z PRO (6866) の復旧を諦めました。

根本的な原因は分からないままでもサーバーを起動させる方法があったので続投を目指していましたが、長時間に渡って電源を入れておくマシンとしてはちょっと安心できない部分もあったため、復旧を諦めました。

更にちょうど年賀状の印刷などで忙しい時期であったこともあり、ファイルサーバーでもたもたしている気分的余裕もありませんでした。

手元に有休中の IntelliStation M PRO (6349-20J) があったため、これをファイルサーバーとして仕立てました。ハードディスクの収納スペースがたった3台しかないのがとても辛いところです。

以前の IntelliStation Z PRO と比較して省スペースな筐体のため今まで IntelliStation Z PRO が置いてあった場所に置いても広く感じました。もともと IntelliStation M PRO は他のデスクトップパソコンより大きいものなのですが IntelliStation Z PRO がもっと大きかったためこんな風に感じるようです。


IntelliStation M PRO をファイルサーバーに仕立てるのはハードディスクなどを単純に入れ換えるだけでした。Debian Lenny のシステムだけが入っている IDE ハードディスクとデータ保存用の 1TB の SATA ディスクを移動させ、さらに追加分のデータ保存用の 1TB の SATA ディスクを増設させるだけでした。

プロセッサやマザーボードが変更となってもそのままシステムを継続して使用できるのも Linux で作られたシステムの特徴かと思っています。

写真のうち上からシステムの IDE ディスク、データ保存用 1TB ディスク、今回増設のデータ保存用 1TB ディスクとなっています。


それから PCI バスに SATA ドライブへアクセスするための 4port SATA-RAID (ADAPTEC 1429SA ) カードの移動とギガビット対応のネットワークカード( 3com 3C996B-T )の追加でした。

写真の一番下が SATA-RAID (ADAPTEC 1429SA ) カード、中央部がネットワークカード( 3com 3C996B-T )、一番上がビデオカードとなっています。ビデオカードは本格的なメンテナンスの時にしか使用しないものなので、メーカーもどこかよく分からないものを付けています。


ここで新しく仕立てたファイルサーバーとの間でデータ転送実験を行ってみました。クライアントマシンは Debian Lenny がインストールされている HP dx6300 です。オンボードで tg3 のモジュールで認識されるオンチップのギガビットのネットワークチップが搭載されています。型番は不明ですか Broadcom のチップのようです。そして中継は先日入手したばかりの PLANEX FGX-08TXJ です。

100MB のバイナリデータを FTP 転送する速度を5回計測した平均となります。

結果は 65,133KB/s ( 521Mbps ) となりました。

FreeBSD で稼働しているウェブサーバー兼ファイルサーバーとほぼ同じ測定結果となりました。今回注目することは中継をしているスイッチングハブが異なっていても FTP の速度に変化がないことです。1000Mbps のネットワーク環境ではどうもこのあたりにデータ転送の限界があるのではないかと感じています。個人的には限界値は 800Mbps は欲しいと期待していました。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。